;;【EP4】 # script "lisp" # background "town" # bgm "bgm002" 0 # body 602211 # pos 602211 3 # mask 602211 off # textflame 0 0 @ あれから数日たったある日 @ マスターはツクヨミの部屋で 慣れない作業に四苦八苦していた @ 時刻は昼過ぎ 窓から差し込む日が眩しい時間に ふたりせっせと手作業に勤しむ # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ツクヨミ お人形はね、いっぱい想いを込めて 作ってあげると、本当に心が宿るの @ツクヨミ 大切な気持ち、大事な思い出… それを形に変えて ずっと手元に置いておける # face 602211 "happy" # voice 6022 "tsukuyomi_0004" @ツクヨミ それって とても素敵なことだと思わない? # textflame 0 0 @ 話ながらも、彼女の手先は 休まず動き続けている @ そして時折、苦戦続きのマスターに ツクヨミは笑顔で手を差し伸べる # textflame 1 1 # face 602211 "sad" # textboxarrow 0 2 # voice 6022 "tsukuyomi_0011" @ツクヨミ あー、ダメダメ! それじゃ途中で糸が絡まっちゃう! @ツクヨミ ここはね? こうやって、こうやって〜 あっ… # face 602211 "surprise" # textflame 0 0 @ 不意に指先が触れ ツクヨミが慌てて手を離す # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # voice 6022 "tsukuyomi_0042" @ツクヨミ あ、えっと… # textflame 0 0 @ 彼女はそんな自分の行動に 不思議そうに手のひらを眺めていたが 不意に嬉しそうに笑みを浮かべた # face 602211 "happy" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # voice 6022 "tsukuyomi_0005" @ツクヨミ …なんだかね、マスターと一緒だと すっごく安心するの @ツクヨミ まるでおねえちゃんやスサノオくんと いる時みたい…なんでだろ? # textflame 0 0 @ そう言って、ツクヨミが慈しむように たった今触れた手を胸に抱く @ その刹那、淡くも温かな光が ふたりの間を繋ぐように広がる # se "SE_0602" @ それは、ツクヨミが新たなスキル 『月影ゆりかご』 に覚醒した瞬間だった # face 602211 "normal" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # voice 6022 "tsukuyomi_0006" @ツクヨミ …よし、できた! ふたりで作った初めてのお人形! # face 602211 "surprise" @ツクヨミ う〜ん、出来の方は もうちょっと頑張れるかな? # face 602211 "happy" # voice 6022 "tsukuyomi_0004" @ツクヨミ でもでも、これはわたしが この世界で初めて作った 新しい宝物 @ツクヨミ お人形作り 手伝ってくれて、ありがとね # face 602211 "normal" # voice 6022 "tsukuyomi_0042" @ツクヨミ もしも…もしも、マスターが 良いなら… @ツクヨミ これからもこうやって、 いっぱい思い出を形にしていこうね # textflame 0 0 @ そう言って彼女は、できたばかりの 人形をぎゅうっと抱きしめる @ その表情はこれまでに 見たことないほど 幸せそうで # imageset 0 "c602211" # imagealpha 0 0 0 @ だからか、マスターは思わず 彼女の言葉に頷きを返していた… # imagealpha 0 1 0 # imagepos 0 0 0 # fadein "white" 3 # textwindow "close" # voice 6022 "tsukuyomi_kyara_0027" ;;音声:ツクヨミ 「あなた、おねえちゃんともスサノオくんとも違うけど、なんかずっと見ていたい気持ちになっているんだあ」