;;----------------------------------------- ;;ツヴァイ1-1 ;;----------------------------------------- # script "lisp" # background "plain" # bgm "bgm005" 0 ;;----------------------------------------- # body 603011 # pos 603011 3 # scale 603011 0.8 0 # layer 603011 2 # mask 603011 off # alpha 603011 1 0 ;;----------------------------------------- # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 603011 "irregular1" @ツヴァイ ………… # textflame 0 0 @ ツヴァイは今日も口を閉ざしている 口だけではない、心もだろうか # textflame 0 0 @ 異なる世界から現れてからというもの、 変わらないツヴァイの様子に マスターは困惑していた # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 603011 "normal" @ツヴァイ …クロ、おいで # textflame 0 0 @ クロと呼ばれる獣影とだけ 言葉を交わすツヴァイ # textflame 0 0 @ なにを語りかけても、 ツヴァイの心は開かない こちらが食事を用意しても… # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 603011 "irregular1" # voice 6030 "zwei_0028" @ツヴァイ …わたし、いらない 毒かもしれない、わからないものは 食べたくないから # textflame 0 0 @ 元いた世界で、この子は どんなひどい目に遭ってきたのだろう そんな想像を巡らせてしまう ;;ツヴァイ、微笑む # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 603011 "happy" # voice 6030 "zwei_0001" @ツヴァイ ねえ、クロ… どうせならあの人も 一緒ならよかったのにね # textflame 0 0 @ それでも、全てが閉ざされていた 訳ではないようだった あの人のことを口にするときだけは… # textflame 0 0 @ ほんの少しだけ温かな表情を見せる それだけが、マスターにとって 救いであったのは確かである # textflame 0 0 @ その温かな笑みに惹かれ、 ふとツヴァイに話しかけてみる マスター…しかし… # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 603011 "angry" # voice 6030 "zwei_battle_0005" @ツヴァイ っ…!! # textflame 0 0 @ 先程までの笑みは消え、 警戒心をむき出しにするツヴァイ # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ツヴァイ …寄らないで # textflame 0 0 @ 危害を加えるつもりはないよ そう優しい声で告げるマスター # voice 6030 "zwei_0012" # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ツヴァイ そうやって甘い言葉で近寄って 痛いことや辛いこと、 恥ずかしいことで # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 @ツヴァイ わたしを満たそうとするんでしょ!? # textflame 0 0 @ そんなつもりはない それをわかってもらうべく、 マスターはツヴァイに手を差し伸べる # textflame 0 0 @ ツヴァイの身体に手が届こうとした 瞬間、その手はツヴァイによって 勢いよく跳ね除けられた # textflame 0 0 @ すると―― # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # face 603011 "irregular2" # voice 6030 "zwei_0025" @ツヴァイ げろろっ、ろろろろォォッ…!! おえええエェェエェェ…っ!! けへっ、えぼぼぉっ…! # textflame 0 0 @ ツヴァイの口から大量の吐しゃ物が 流れ落ちた # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # voice 6030 "zwei_battle_0008" @ツヴァイ ハァ…ッ…ハァ…ッ…!! いや、やめて… もう叩かないで… # textflame 0 0 @ 沈黙が部屋の中を支配する その沈黙を切り裂いたのは、 部屋に駆け込んできた他の姫たち # textflame 0 0 @ 街中に、異族が現れたようだ 被害を出さないためにも 戦わなければならない # textflame 1 1 # textboxarrow 0 2 # voice 6030 "zwei_0022" @ツヴァイ 戦う…戦うの…? なら…行かなきゃ… # alpha 603011 0 0.5 # textflame 0 0 @ 「戦う」という言葉に反応し、 部屋を飛び出していくツヴァイ # textflame 0 0 @ ――どうにか、しなければ 床にぶちまけられた吐瀉しゃ物を 見ながらマスターは思う # textflame 0 0 @ 次の瞬間マスターは、 ツヴァイの後を全力で追いかけていた