100103021 ロストラグナロク編(失われた千年王国編) 第1章 ネオ・リベリオン 第2話 脱出への奇策 STAGE2 戦闘前
【ナディア】 ユグドラシル復活の「鍵」… この私が…?
【シェキナー】 ええ、その通り 貴方の力はハルモニアにあってこそ 規律正しく運用されるのです
【ギル】 なんだよ、それ! 姫様を物みたいに言うなっ
【シェキナー】 これは失礼いたしました… ナディア姫が私達にとって 大切な存在であることは確かなのです
【ティターニア】 それでも疑問が残りますね なぜ、今になってこのような 強引な行動に出たのですか?
【ティターニア】 ナディアは以前から ラグナロク王国にいました
【ティターニア】 彼女が「鍵」だと言うのなら、 もっと早く平和的な方法で協力を 申し出ても良かったはずです
【芭蕉扇】 うふふっ どうやら、あなた達は なにも知らないのね
【芭蕉扇】 ナディアが「力」に目覚めたのは ほんの数時間前なのよ
【シェキナー】 ナディア姫がユグドラシル復活の 「鍵」だというのは、 以前から囁かれていました
【シェキナー】 けれど、その力の兆候は 感じられなかったので、 私達は監視を続けていたのです
【芭蕉扇】 そして少し前、 なぜか急に「力」を確認できたの… そこからは三国ともおおわらわよ
【シェキナー】 どの国もナディア姫を獲得しようと 動きましたけれど、最大の難関が 妖精王の幻想結界でした
【芭蕉扇】 あれは存在を認識することすら 難しい代物だものねえ
【シェキナー】 三国間で速やかに協定が結ばれ、 幻想結界を見出し破壊する役割として 私達三人が選抜されたのです
【芭蕉扇】 もちろん、結界を破った後は 早い者勝ちって条件でね
【シェキナー】 結果として強引な 行いがあったことは認めましょう 兵達の規律も乱れてしまいました
【シェキナー】 ですが、 それも全てナディア姫を 正しく導くためなのです
【ナディア】 数時間前、 私が「鍵」としての力に目覚めた…? そのせいで民達が犠牲に…
【ギル】 姫様はなんも悪くねえよ! こいつら、デタラメばかり 言いやがって
【芭蕉扇】 もういいでしょう? 私はナディアを抹殺するよう お願いされてるんだから!
【シェキナー】 そうはさせないと言ったはずです ナディア姫、ここは私が 守護しますから逃げて下さい
【ギル】 えっ…? どうなってんだ?
【シェキナー】 この者を追い払ったら、 すぐにお迎えに上がりますので
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