100104041 ロストラグナロク編(失われた千年王国編) 第1章 ネオ・リベリオン 第3話 伝説の武具 STAGE4 戦闘前
【ギル】 あいつは、 さっきオレ達を襲った 剣士の斬ル姫!?
【ギル】 …あれ? なにか違うような…
【ナディア】 見た目もそうですが、様子も変ですね どこか心ここにあらずといった 雰囲気です
【ティターニア】 あれはファントム… 先ほど会った 斬ル姫とは似て非なる者です
【ティターニア】 斬ル姫の素となった存在… とも言えるでしょうか…
【ギル】 そんな斬ル姫もいるなんて… オレ、全然知らなかった…
【ティターニア】 オベロンの結界によって 彼女達の侵入も防いでいましたから、 知らないのも無理はありません
【ギル】 …外の世界には オレの知らないことだらけなんだな
【ナディア】 ラグナロク王国が特殊だったのです… あのファントムは どうしてここに来たのでしょう?
【アルマス】 入ってきたのは 南壁の穴からだと思うけど、 理由は特にないわよ
【アルマス】 彼女達には自我がないの… だから、ああして目的もなく 彷徨い続けてる…
【ティターニア】 彼女達は、ユグドラシルの消失後、 「大穴」の近くに 頻繁に出没するようになったそうです
【アルマス】 そういえば、 変な仮面をつけた連中も 見かけることがあるわよね…
【ティターニア】 ファントムはそれらを見つけるなり 襲い掛かる習性があるようですね 理由は分かりませんけれど
【アルマス】 例の三国は、 その凶暴性を利用しようと 考えたみたいね
【アルマス】 彼女達を捕らえて 兵器に仕立て上げているの 霊装支配-ギアハック-を使ってね
【ティターニア】 戦いは避けた方が賢明です 静かにやり過ごしましょう
【アルマス】 ちょっと待って… 向こうからもう一人来るわ 嘘でしょ…!?
【ギル】 同じ斬ル姫が二人!? どうなってんだよっ…?
【ティターニア】 原因は不明ですが、 同じ個体が複数存在することは すでに知られています
【ティターニア】 ただ、こうなると…
【アルマス】 “淘汰”が始まるわね
【マサムネ1】 ウウウ… アアアアアアアア!!
【マサムネ2】 ギイイイイイイイイ!!
【ナディア】 二人が戦い始めましたっ 自我がないのに、どうして…?
【ティターニア】 彼女達が同一の存在だからです
【ティターニア】 同じ存在が近づきすぎると 共振反応を起こして、 ともに消滅してしまいます
【アルマス】 だから、 その前にどちらかを消す必要がある…
【アルマス】 あれは、 そのための儀式みたいなものね
【ナディア】 そんな… 自分達同士で戦い合うだなんて、 残酷過ぎますっ…
【マサムネ1】 アアアアアアアアアアアッ…!
【ギル】 負けた方が消えちまった… すげえっ!
【ナディア】 ギル、 あまり前に出てはいけません!
【マサムネ1】 !! グウウウウウウウ…! キル…!!
【アルマス】 気づかれた… まずいわね、向こうはやる気みたい “淘汰”の直後で気が立ってるの?
【ティターニア】 仕方ありません アルマス、速やかに倒して下さい
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