10026303 レーヴァテインストーリー 『だって夏だし』
【レーヴァテイン】 …………
相変わらずレーヴァテインの鋭い 視線が突き刺さる
日焼け止めのこと… そんなに怒ってるのか… 落ち込むマスター
【レーヴァテイン】 …………
マスターが去ろうとした、 その時だった
【レーヴァテイン】 待てっ!!
突然の大声に身を硬直させるマスター
【レーヴァテイン】 はぁぁぁぁっ!!
未だかつて見たことのない スピードで 駆け寄ってくる彼女
き…斬られる!!
しかし、彼女の持つパラソルは マスターの頬を掠め、 地面を叩きつけた
【レーヴァテイン】 …まったく ぼ〜っとしてないでよ 咬まれたらどうすんの?
見ると、パラソルから 慌てて逃げていくヘビの姿が…
【レーヴァテイン】 毒ヘビよ
【レーヴァテイン】 本当にもう… 私がいないとダメね…
【レーヴァテイン】 でも、ま…今の攻撃… 新奥義…『だって夏だし』、 開眼ってとこね
それはまさしく、 彼女が新たなるスキルに 目覚めた瞬間だった
【レーヴァテイン】 痛た……
次の瞬間、マスターは 彼女が木の陰から出たくなかった 理由を悟った
【レーヴァテイン】 そう…昨日の戦闘でね…
彼女の腰の辺りには、 異族につけられた 小さな傷が走っていた
【レーヴァテイン】 まったく、なんで水着なんか…
【レーヴァテイン】 女にはね… 知られたくないこともあんのよ
【レーヴァテイン】 こんな不甲斐ない… 傷のある恥ずかしい姿… マスターに見られたくなかったのよ
選択肢:
- そんな傷、すぐに治るさ! → select_label_01へ
- 僕なんかほら、焼けて真っ赤だし → select_label_02へ
- 守ってくれた証じゃないか! → select_label_03へ
こんな不甲斐ない… 傷のある恥ずかしい姿… マスターに見られたくなかったのよ
select_label_01:
【レーヴァテイン】 当たり前でしょ? こんな軽傷… キラープリンセスよ、私?
select_label_02:
【レーヴァテイン】 あら? 気遣ってくれてるの…?
select_label_03:
【レーヴァテイン】 それは…そうだけど…
select_label_end:
【レーヴァテイン】 あなたを守ると決めた以上…
【レーヴァテイン】 完璧に遂行したいのよ
【レーヴァテイン】 でも…
【レーヴァテイン】 ありがと…
その目には、 もう悲しみの影はなかった
【レーヴァテイン】 あ、ね…ねぇ! その…焼きたくないから… 塗ってよ…日焼け止め
【レーヴァテイン】 でも…痛くしないでよ…? 傷…あるんだから
急な頼みに焦るマスター 緊張する手が小刻みに震える
【レーヴァテイン】 ちょっと… なに、やらしい触り方してんのよ…? この…
【レーヴァテイン】 ヘンタイ!!
しかし、その目に 怒りはなかった
Next: 10026304