10028201 レーヴァテイン_黒_ストーリー 銀色の怠惰
【レーヴァテイン】 なぁに? 戦闘が終われば、 私に用はないでしょ?
【レーヴァテイン】 放っておいて 1人になりたいの
黒奏官の元にいた “黒”のレーヴァテイン
彼女は隊と馴染もうとせず、 1人でいる事が多かった
心配したマスターは 彼女を探し出し、 話をしてみることにした
【レーヴァテイン】 …!
【レーヴァテイン】 追ってきたの…?
【レーヴァテイン】 言ったでしょ? 1人がいいって
広大な平原の中、 大きな岩の上に 寝そべっていた彼女
【レーヴァテイン】 …はぁ… ほんと、あなたって…
【レーヴァテイン】 めんどくさい人ね
そう言う彼女に、 マスターが尋ねる
【レーヴァテイン】 ここでなにをしてるか…って?
【レーヴァテイン】 いいでしょ、なんでも あなたに関係ないし
マスターに背を向けるように 彼女が寝返りを打つ
隊のみんなと話そうとしないけど、 なにか不安があるの?
【レーヴァテイン】 ………
相談事なら乗るよ、 僕も改善できるところは直すし …と、マスターが続ける
【レーヴァテイン】 あぁ…もう…
【レーヴァテイン】 うるさいなぁ
背を向けていた彼女が、 マスターに向き直った
【レーヴァテイン】 話聞いてた…?
【レーヴァテイン】 放っておいて欲しいの、私は
【レーヴァテイン】 なのに、ベラべラと…
【レーヴァテイン】 他の姫にはその熱血っぷりで 通用してるのかも知れないけど…
【レーヴァテイン】 あなたみたいな人って…
岩から見下ろしながら話していた 彼女が、マスターの前に飛び降りた
【レーヴァテイン】 本当にめんどくさいんだけど…
音もなく剣を取り出し、 冷ややかな目で睨み付ける彼女
その迫力に後ずさるマスターだった
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