100303010 ロストラグナロク編(失われた千年王国編) 第3章 デモンズルール 第3話 惑わされた捜索 STAGE1
【ナディア】 う…ううん… ここは…? 私、確かエドゥーで…
【ヤグルシ】 あ!やっと目が覚めたんだね! おはよう、ナディア!
【ナディア】 どなたですかっ…?
【ヤグルシ】 ヤグは ヤグルシ・D. plug・バエルだよ
【ヤグルシ】 ナディアが起きるまで、ここで 見張ってたんだ
【ナディア】 見張って…そうでした 私はパラケルススにここまで 連れ去られたんですね
【ナディア】 ご存知のようですけれど、 自己紹介します ナディアです
【ヤグルシ】 よろしくね、ナディア! そんなに怖がらなくても大丈夫だよ
【ナディア】 …あの、ここは帝都なのでしょうか?
【ヤグルシ】 違うよ ここはゲバルト伯爵様のお城
【ナディア】 ゲバルト伯爵…その方がパラケルスス に私を掠うよう命じたのですね
【ヤグルシ】 無理やり連れてきたのは パラケルススも本意じゃなかった みたいだけど、そうなるね~
【ナディア】 伯爵は私をどうするつもりなの でしょう…
【ヤグルシ】 それは伯爵様に直接聞けば良いよ! ヤグ、報告してくるねっ
【ナディア】 アルマス…ティニ…ギル… マスター…みんな無事でいて
【パラケルスス】 やっとヤグルシがいなくなった まったく、やりにくくて仕方ないな
【ナディア】 パラケルスス! あなた、どういうつもりですかっ 私は十三議会に――
【パラケルスス】 はいはい、静かに わたくしは君の意見なんて聞いてない
【パラケルスス】 せっかく連れてきたのに、伯爵様は 君を調べさせてくれないんだ 酷い話だろ?
【パラケルスス】 どうすれば「鍵」の力を発動 させられるのか… 早くいろいろ試したいのに
【ナディア】 近寄らないで下さい 大声を上げますよ
【パラケルスス】 怒った顔もいいねぇ 早く…実験したい
【ヤグルシ】 そういうの、ヤグは良くないと 思うな~
【パラケルスス】 ヤグルシ!? 部屋を出ていったんじゃ…
【ヤグルシ】 パラケルススの本音が聞けると 思ったから、姿を消してこっそり 部屋に戻ってたんだ
【ヤグルシ】 伯爵様のお許しがないのにナディアに 近づいちゃいけないんだよ~
【パラケルスス】 むっ… バエルをD. plugされたからか、 随分と頭が回るじゃないか
【ヤグルシ】 頭だけじゃないよ 力も強くなったんだ~ 試してみる?
【パラケルスス】 遠慮させてもらう 君と正面からやり合っても 勝ち目はなさそうだ
【パラケルスス】 ナディア姫、また後でね
【ヤグルシ】 それじゃ行こっか、ナディア 伯爵様がお待ちかねだよっ
【ナディア】 伯爵に報告もしてきたのですね 分かりました、案内をお願いします
【ヤグルシ】 そんなに緊張しなくても大丈夫だよ 伯爵様は面白い人だからっ
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