10034201 デュランダルストーリー 淑女のお菓子
【デュランダル】
…あ、遅刻なのですよッ！
マスター！
【デュランダル】
今日はデュランダルの
買い物に付き合ってくれる
約束なのですから
【デュランダル】
１時間も遅れるなんて、
一体なにをしていたのですか？
【デュランダル】
あぁ、デュリンちゃんに
捕まってしまったのですか
話長いからな〜、デュリンちゃん！
【デュランダル】
だったら、しょうがないのです！
さ、行きましょ〜！
【デュランダル】
大急ぎだねって…そりゃ焦ります！
だって、巷の淑女たちに超〜人気の、
行列ができるマカロンなのですよ？
【デュランダル】
早く行かないとあっという間に
売り切れてしまうのです！！
【デュランダル】
よいですか、マスター？
私がマカロンを求めるのは、
“淑女”としてなのです
【デュランダル】
淑女たるもの、
紅茶も嗜めなくてどうしますか？
【デュランダル】
そのお茶うけとしてマカロンは
常に欠かせない存在なのです！
【デュランダル】
マスターも“紳士”として、
紅茶くらい嗜めなくてはいけません
【デュランダル】
そして、
その紅茶に抜群に合うのが
…マカロンなのです！
【デュランダル】
マカロンの歴史は古く、
泡立てたメレンゲに砂糖と
アーモンドパウダーが出会う奇跡は…
いつの間にか紅茶から マカロンに話がすり替わっている
「本当はマカロンが食べたくて 紅茶飲んでるんじゃないの？」 …誰もがそう思ったに違いなかった
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