100501020 ロストラグナロク編(失われた千年王国編) 第5章 フォールスヘブン 第１話 フォールスヘブン1話 STAGE2
【天沼矛】
皆さ～ん
教皇庁が見えてきましたよ～
【アルマス】
ハルモニアに入ってから
そんなにかからなかったわね
【ギル】 トレイセーマのときは 首都まで行くのに 何日もかかったからなあ…
【ティターニア】 ハルモニアは三国の中で 一番国土が狭いんです 人口もそんなに多くありませんね
【アロンダイト】
徹底した選民思想の国だと
聞いています
厳しい階級社会とか
【アルマス】
階級社会…
ここでも人々が
虐げられてるってことね！
【ティターニア】 アルマス、熱くならないで下さい まずは教皇と 落ち着いて話をしましょう
【アルマス】
それは、そうだけど…
【ナディア】 …………
【アルマス】
ナディア、私がついてるからっ
【ナディア】 はい…
【ギル】 俺だっているぜ！
【ナディア】 ふふっ そうですね 頼りにしてますよ、ギル
【ギル】 お、おうっ 任せとけって！
【ティターニア】 …ナディア ティルヘルムはオベロンに 任せておけば大丈夫です
【ティターニア】 今は前を向きましょう あなた自身の決断を信じて
【ナディア】 ティターニア… そうですね 今は迷っているときではありません
【アルマス】
なんだかティニだけ
分かってるみたいでずるいわよっ…
【ティターニア】 アルマスはありのままでいいんですよ こういうことも役割分担です
【アルマス】
プフッ
アハハハハ！
もう、ティニってば！
【ティターニア】 どうしました、アルマス？ 急に笑い出して…
【アルマス】
だってティニが
『アルマスはありのまま』なんて
ダジャレを言うからっ
【ギル】 ええーっ… もうダジャレと判断する方が難しいぜ
【アロンダイト】
なにが起きているんですか…？
先程の会話のどこに笑う要素が？
【ギル】 気にしないでくれ あれはアルマスの 病気みたいなもんだから
【アロンダイト】
アルマスはありのままです…
やっぱり分かりません
【アルマス】
アハハハハ！
アロンダイトもやめてってば！
【アルマス】
もーっ…こっちは真面目に
やってるっていうのに…！
ちゃんとしてよねっ
【ティターニア】 それはこちらの台詞なのですけれど…
【天沼矛】
あら～、なんだか楽しそうですね～♪
ありのままのアルマスさんですか～？
【ギル】 天沼矛まで乗ってくんな！
【アルマス】
アハハハハハハハハ！
ちょっ…苦しっ…アハハハハ！
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