100501050 ロストラグナロク編(失われた千年王国編) 第5章 フォールスヘブン 第1話 フォールスヘブン1話 STAGE5
【ティファレト】 これは消失したユグドラシルの遺物 『トトの書』と私は呼んでいます
【アルマス】 ちょっとマスター 大丈夫?
【アルマス】 急によろけて 倒れそうになったけど…
【ティファレト】 …………
【ティターニア】 ご気分が優れないようでしたら すぐに言ってくださいね
【ティファレト】 この本は遥か昔、ユグドラシルを通し 天上世界と地上世界が 自由に行き来できていた時代
【ティファレト】 高名な歴史学者が記した 記録の一部です
【ティターニア】 そんな過去の文献が 残されていたというのですか?
【アルマス】 胡散臭い話ね
【ティファレト】 信じていただけないのは 仕方ないことだと理解しています
【アルマス】 それでも話を聞けって言うの?
選択肢:
- 話を聞いてみよう → select_label_01へ
- あれは本物だ… → select_label_02へ
- トト… → select_label_03へ
それでも話を聞けって言うの?
select_label_01:
【アルマス】 あの本に興味があるの、マスター?
select_label_02:
【アルマス】 どういうことっ? なにか思い出したのっ?
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【アルマス】 歴史学者っていうけど、 そんな名前聞いたことないわよね?
select_label_end:
【ティターニア】 マスターはなにか 引っ掛かっているようですね…
【アルマス】 …いいわ とりあえず話を聞きましょう
【ティファレト】 ありがとうございます
【ティファレト】 この本には、 世界についての重要な事実が 記されています
【ティファレト】 この世界は天上、地上の 二つだけではありません…
【ティファレト】 もう一つ、第三の世界があるんです それが『地底世界』
【ティファレト】 ユグドラシルが消失した跡に出来た あの『大穴』の中に、 最も重要な世界があります
【アルマス】 『大穴』の中に、地底世界っ? …ちょっと待って
【アルマス】 その地底世界っていつ出来たの? 『トトの書』に地底世界について 書いてあったのよね?
【アルマス】 だとしたら変よ その頃はまだユグドラシルが あったんだから『大穴』はない
【アルマス】 地底世界なんてできっこないわ!
【ティファレト】 前提が間違っているんです 地底世界は『大穴』が出来る前から 存在していました
【ティファレト】 つまり大樹ユグドラシルの下で ずっと発展してきた世界なんです
【ティターニア】 にわかには信じがたいですね… その書物には地底世界のことが 詳しく記されているのですか?
【ティファレト】 『トトの書』に記されているのは 地底世界が存在していること そして…
【ティファレト】 その最深部に『裁定者』と 呼ばれる存在が潜んでいること そのくらいです
【アルマス】 『裁定者』? また随分と偉そうな奴ね
【ティファレト】 『トトの書』の一節、 こちらを読んで下さい
“全て反転した 神は天ではなく地の底にいたのだ 始まりは神魔戦争ではなかった”
“それはずっと地の底から 我らを見守り、ときに力を授け、 ときに試練を与えた”
“歴史を遡れば、 解明されていない疑問に 必ず突き当たる”
“それが世界樹ユグドラシル”
“悪魔が地上に現れしとき、何故、 世界樹ユグドラシルが現界して 天上世界への道を拓いたのか”
“それは人類へもたらされた 希望であり大いなる実験の 幕開けであった
“もし、それが…”
“奇跡などではなく 何者かの意図的な行いで あったのならば”
“私はその存在こそが 神なのではないかと考えるのだ”
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