10053301 リットゥストーリー 規律と体調
【リットゥ】 私は清く正しい者にしか頭を垂れない
【リットゥ】 なのに、マスター… お前は少し甘すぎる
【リットゥ】 隊の規律もあるにはあるが… 完璧に守っている者は ほとんどおらん
【リットゥ】 というか、マスター! その規律を最も破っているのは お前だ!
【リットゥ】 隊の主が何たる様だ! それでは聖域を守護することは できんぞ?
【リットゥ】 なんだ、その顔は? 口やかましい女とでも 思ってるんだろ?
【リットゥ】 しかしな、お前に嫌われようが 私は規律を…戒律を守るまで!
【リットゥ】 それが成せぬようでは、 心身ともに強き戦士には なれんからな!
【リットゥ】 …そういうわけで
【リットゥ】 ゴミ出しはお前の仕事だ
【リットゥ】 例外は認められん 戒律を破ることは許されんのだ
ツカツカと去ってゆく彼女
代わりにゴミ出しといてくれない? そう軽く頼んだだけで、 あんなに叱られることになろうとは…
【リットゥ】 …ん?何か言いたげだな? もう一度言うが… 例外は認められんぞ?
他人にも己にも厳しいところが、 彼女の言う心身ともに強くある 秘訣か…
見習いたいものだ… と思うマスター しかし、次の日…
【リットゥ】 な…なんということだ! この私が…!規律を守り、 規則正しく生活してきた私が…!
【リットゥ】 ゴホッ!ゴホッ!
【リットゥ】 か…風邪を引いてしまうとは!!
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