10053303 リットゥストーリー 『トランスファイヤ』
1時間後─ 風呂の外
薪に火を点けるのに 苦労しているマスター
しかし、風邪で寝ている リットゥのために がんばらなければ
そう思った矢先、 高く積み上げられた薪が崩れ、 マスターの頭上に降り注いだ
次の瞬間…!!
【リットゥ】 ふっ…気になって来てみたら… 何だ、その様は?
リットゥの放った炎により薪は焼け、 マスターは窮地を凌いだのだった
【リットゥ】 フッ…やはり、お前には… 私が付いていなければ ダメなようだな?
選択肢:
- どうして、ここに…? → select_label_01へ
- か…風邪は…? → select_label_02へ
- 無理しちゃダメじゃないか → select_label_03へ
フッ…やはり、お前には… 私が付いていなければ ダメなようだな?
select_label_01:
【リットゥ】 決まっているだろう…お前を 助けるためだ
select_label_02:
【リットゥ】 風邪…?それよりも大事なことがある
select_label_03:
【リットゥ】 無理してでも…来たかったんだよ
select_label_end:
【リットゥ】 悪いがマスター、 静養するというお前との戒律は 破らせてもらった
【リットゥ】 己の決めた戒律を守ることは大事だ しかし、それを破った時…
【リットゥ】 破ってでも成さねばならぬことが 出来た時…私の中で何かが変わった
【リットゥ】 そのおかげで…
【リットゥ】 新たな奥義に目覚めたようだ!
【リットゥ】 その名も…! 『トランスファイア』!!
それはまさしく、 彼女が新たなるスキルに 目覚めた瞬間だった
【リットゥ】 嫌な予感がしたから… 戒律を破ってでも、お前の 様子を見に行きたくなったんだ
【リットゥ】 私を気に掛け…優しくしてくれた お前だから…
【リットゥ】 こ…これは熱があって赤いだけだ! 誰も照れてなんか…!!
【リットゥ】 !!
「本当だ、ひどい熱だ」と、 リットゥの額に 自分の額を当ててマスターが言う
【リットゥ】 …そッ!それ以上、 近づくことはゆ、許さん!
【リットゥ】 わ!我が聖域に無断で入るとは… せ、責任は取ってもらうぞ!!
烈火の如く怒る彼女 真っ赤に染まった頬が 妙に可愛かった
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