100605010 ロストラグナロク編(失われた千年王国編) 第6章 デモンズフェイク 第5話 布団が吹っ飛んだ STAGE1
【フェイルノート】 来るのが遅い! 私の計算より五時間二十二分三秒の 遅れよ!
【アルマス】 いきなり何っ?
【ティターニア】 帝都に入った途端、兵士に囲まれて この部屋まで来ましたけれど、 やはり彼女が…
【フェイルノート】 私が皇帝 フェイルノート・D. plug・ルシファー
【フェイルノート】 お前がナディアね そっちがマスター そこのガキは…どうでもいいわ
【ギル】 何だと!? お前だってガキだろ!
【フェイルノート】 今、なんと言ったかしら…! 不敬な輩は射殺すわよ!
【ギル】 うひぃっ…
【ナディア】 この者の無礼をお許し下さい 代わって私が謝罪致します
【フェイルノート】 まあ、いいわ これ以上、時間を無駄にしたくないの
【アルマス】 その前に、悪いんだけど カルマキラーズを退かせて まだ仲間を追ってるかもしれないから
【フェイルノート】 私を誰だと思ってるの? そんなのとっくに退かせてるわ あの斬ル姫達は無事よ
【フェイルノート】 人のことばかり気にして… 哀れなアルマス
【アルマス】 ぷっ…くくく… 真顔でダジャレとか
【ギル】 ええーっ… この状況でかよぉ…
【フェイルノート】 お前の笑いのツボだけは 今でも理解できないわ
【ティターニア】 その物言い…やはりアルマスと 知り合いなのですね
【フェイルノート】 ハルモニアでティファレトに 会ったんでしょ? あいつから聞かなかったの?
【アルマス】 何だかはぐらかされたのよね… 私の記憶が戻ってないからって
【フェイルノート】 ああ、そういうこと… 相変わらずお優しいのね、あいつ 残酷な事実は覆らないのに
【アルマス】 残酷な事実…?
【フェイルノート】 そのうち嫌でも思い出すことに なるわよ 地底に降りればね
【フェイルノート】 そんなことより見せたい物があるの ついて来なさい
【ティターニア】 何だか常に上から来る高圧的な 方ですね…
【アルマス】 うん…何となく覚えがある… でも、昔はもっとお嬢様っぽかった ような…
【フェイルノート】 何をしてるの? これ以上、私の時間を浪費させないで
【ナディア】 ここは…保管庫でしょうか?
【アルマス】 まさか、ケイオスリオンにも 天上世界の遺物が伝わってるとか 言い出すんじゃないでしょうね…
【フェイルノート】 ハルモニアでは何を見たのかしら? うちに伝わっているのは、これよ
【ギル】 何だ…ただの木片かよ?
【ナディア】 これは… ユグドラシルの!?
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