10062303 ナーゲルリングストーリー 『クロスビリーヴ』
【ナーゲルリング】
どうします、マスター？
街に着いちゃいましたね？
【ナーゲルリング】
せっかくだから、
お茶くらいしますか？
【ナーゲルリング】
そこで言って下さい…
もう…いらない…って…
【ナーゲルリング】
マスター…早く言って下さいよ？
ハッキリ言ってもらった方が、
気も楽です♪
目を落とした彼女が、 意を決したように マスターに向き合った
【ナーゲルリング】
聞かせて下さい
マスターの気持ちを…
【ナーゲルリング】
傷つかないなんて言ったけど…
慣れたなんて言ったけど…
本当は…少しは悲しいんですから
【ナーゲルリング】
…………
【ナーゲルリング】
…え？
この店？
彼女になにかを手渡すマスター
【ナーゲルリング】
え？え？…これ…
私に…ですか？
それは小さな髪飾りだった
選択肢:
- 君と話す時間が欲しかったんだ → select_label_01へ
- 隊の子が増えたから時間取れなくて → select_label_02へ
- 好きでしょ？小さいもの → select_label_03へ
それは小さな髪飾りだった
select_label_01:
【ナーゲルリング】
え？本当に…それだけ？
だから私を…誘ったんですか？
select_label_02:
【ナーゲルリング】
え？だから…私一人を…
誘ってくれたんですか…？
select_label_03:
【ナーゲルリング】
…え？
どうして…それを？
select_label_end:
【ナーゲルリング】
私が小さなアクセサリーや、
人形が好きで集めてたこと…
知ってたんですか…？
【ナーゲルリング】
自分が気に入って買ったものは
捨てたくなくて…
それは…
【ナーゲルリング】
私が捨てられてきたからかも
知れません…
【ナーゲルリング】
マスターのこと疑り深いなんて
言ったけど…疑ってたのは…
私の方でした…
【ナーゲルリング】
いつかマスターに
捨てられるんじゃないか…
裏切られるんじゃないかと…
【ナーゲルリング】
マスターは私を…
ちゃんと真正面から
受け入れてくれてたのに…
【ナーゲルリング】
ちゃんと私のこと…
見ててくれてたのに…
私は…
【ナーゲルリング】
本当に…ごめんなさい
それは今までの表面的な言葉ではなく 心からの「ごめんなさい」だった
その瞬間、 彼女のなかで なにかが変わった
【ナーゲルリング】
もう…疑ったりしません
私のことを気にかけてくれる
人がいるなら…
【ナーゲルリング】
私は…信じます！
この気持ち…大事にしたい…
ずっと…守っていきたい！
【ナーゲルリング】
この想いが、
私の新たな奥義を連れてくる！！
『クロスビリーヴ』完成です！！
それはまさしく、 彼女が新たなるスキルに 目覚めた瞬間だった
【ナーゲルリング】
マスター、私…本当に
どこにもいかなくていいですか？
【ナーゲルリング】
…いてもいいんですよね？
これからも…マスターのそばに
【ナーゲルリング】
嬉しい
そう言ってもらえて…
マスター…本当に…
【ナーゲルリング】
ありがとう！
その「ありがとう」もまた、 彼女の心からの言葉だった
【ナーゲルリング】
どうですか、マスター？
似合いますか？
【ナーゲルリング】
本当のこと、言ってくださいね？
もう疑いませんから♪
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