10065201 ナーゲルリング_メイドストーリー 表裏比興と呼ばないで
【ナーゲルリング】 こんなフリフリの服を着て… おかえりなさいませご主人様? どういう設定ですかそれ…
学園祭の準備期間中 最後の最後まで陰で ぶつくさ言っていた彼女を思い出す…
【ナーゲルリング】 お待たせいたしました、ご主人様! 萌えキュンオムライス 二人前でございます♪
【ナーゲルリング】 ケチャップでお名前を 書かせていただいても よろしいでしょうか~?
支給されたメイド服を持って しかめっ面をしていたのが まるで嘘のようだ…
今ではまったくそんな素振りも見せず ナーゲルリングはとびっきりの笑顔で ところ狭しと店内を行き来している
【ナーゲルリング】 は~いご主人様♪ ドジっ娘メイドの熱々ココアですね? お待ちくださいませ~!
【ナーゲルリング】 そちらのお嬢様も ご注文はお決まりですか? …はい、またのちほど伺います♪
シェキナーが夜なべして作ったらしい メイドの接客マニュアルを 開きもしていない様子だったが…
【ナーゲルリング】 それでは、こちらのお飲み物に 美味しくなる呪文をかけますね♪ も~え~き~る~きゅん☆
完璧過ぎるくらい完璧なメイド接客 どこで覚えたのか…ではなく まったくもって感心するしかない
一言、すごいねと伝えたくて 厨房に下がったナーゲルリングを 追いかけるマスター
【ナーゲルリング】 ……はぁぁ~
ナーゲルリングはうってかわって 疲れ切ったような表情で 壁に寄りかかっている…
【ナーゲルリング】 あ…マスター ごめんなさい、すぐ出ますね …おかえりなさいませ、ご主人様♪
何事もなかったかのように 笑顔に戻るナーゲルリングだったが マスターは気になって仕方がなかった
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