Phantom of the Kill

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100703040 ロストラグナロク編(失われた千年王国編) 第7章 ツイン・ウェイク 第3話 二人の眠り姫 STAGE4

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【???】 …大和 おい、大和っ 聞いてるのか?

【相模大和】 ん?ああ、何だっけ…

【???】 まったく… ラグナロクに入ることにした という話だ

【相模大和】 ラグナロクに!? 何でだよっ 看護師を目指していたんだろ?

【???】 その通りだ だが、そんなにのんびりもして いられない

【???】 先日、また一つ町が壊滅したそうだ 魔獣の侵攻によって…

【???】 大和、この世界は本当に滅びつつ あるんだろうか…本当にこれは 天罰なのか?

【???】 私には、そうは思えないんだ だから抗いたい 滅びの運命に

【???】 ラグナロクは万年人手不足みたいだぞ 私も簡単な面接だけで看護師に 採用された

【???】 週明けには引っ越してラグナロク本部 で暮らすことになる ――ちゃんにもよろしく伝えてくれ

【相模大和】 ――には自分で言えよ あいつ、絶対寂しがるぞ…

【???】 だからだ… ――ちゃんの顔を見たら、 決心が鈍りそうで

【相模大和】 あいつ、お前のこと実の姉みたいに 慕ってるからな

【???】 だろ?私も――ちゃんのこと、 実の妹みたいに思ってるから… 泣かれると、辛い…

【???】 大和、頼むよ 幼馴染みのよしみで、な?

【相模大和】 仕方ないな…

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【相模大和】 幼馴染みのあいつは、いつだって 俺の先を歩いていた 剣道でも、進路でも…

【相模大和】 そんな彼女に憧れて、俺もこんな 時代を必死に生きてきたんだ 大切な妹と一緒に

【相模大和】 だが、まだ甘かった… あいつはちゃんと理解していた 魔獣の脅威が迫っていることを

【相模大和】 妹を、大切なものを守るためには 自分自身をなげうつ覚悟が必要だと いうことを

【相模千歳】 あ! お兄ちゃーん

【シオリ】 大和さん、こ、こんにちはっ

【アオイ】 ふふっ シオリ、緊張しすぎ

【相模大和】 そうだ…そうだよな…

【相模千歳】 お兄ちゃん?

【相模大和】 俺も、覚悟を決めないとな あいつに追いつくために

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【相模大和】 俺は大学を辞め、 キラーメイル実験の被検体になった

【相模大和】 決して成功率の高くない実験だった らしいが、俺は運が良かったんだろう

【相模大和】 ひょっとしたら子どもの頃から やっていた剣道のお陰かもしれない

【相模大和】 マサムネのキラーズは、 俺によく馴染んでくれた

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