100803011 ロストラグナロク編(失われた千年王国編) 第8章 アビス・メモリー 第3話 託されたもの STAGE1 戦闘前
【レーヴァテイン】 ハアッ…ハアッ… 何だったの、あのお爺さん…?
【レーヴァテイン】 人間が天使の苗床になっているとか “白羽”が瘴気に弱いとか… そんなことって…
【レーヴァテイン】 …この瓶の蓋を開ければ、 確かめることができる
【レーヴァテイン】 そうね… 迷うことなんて、ない 確かめるべきよ
【レーヴァテイン】 …蓋を開けてみたけれど、 特に変化は…あっ?
【レーヴァテイン】 “白羽”がみるみる黒ずんで、 枯れ果てていく…
【レーヴァテイン】 あのお爺さんの言ってたこと… 本当だったの…?
【レーヴァテイン】 …他のものも、確かめないと
【レーヴァテイン】 それから私は…悪魔の“血”でも 幻獣の“肉”でも同様の実験をした その結果は予想通り――
【レーヴァテイン】 血は瘴気に触れるなり腐り、 肉はぐずぐずに溶け落ちた――
【レーヴァテイン】 私は理解した… 全てが嘘…奴らが広めた偽り――
【レーヴァテイン】 人々を欺き、天使の、悪魔の、 幻獣の苗床にするための奸計に 過ぎなかった――
【レーヴァテイン】 この事実を人々に早く知らせないと いけない…そのためには明確な 証拠が必要だった――
【レーヴァテイン】 一目で分かる証拠 それは、あの老人の孫… あの遺体しかない――
【レーヴァテイン】 あの子の無残な姿を人前にさらすのは 心が痛んだけれど、 やるしかないと思ったの――
【レーヴァテイン】 …土下座したら、許してくれるかな 何とかして、あのお爺さんを説得 しないと…
【レーヴァテイン】 …焦げ臭い えっ…?家が…燃えてるっ?
【老人】 あああああっ… 燃えるっ…燃えてしまうっ… あの子がぁっ…!
【ミカエル】 まったく天使人にも困ったものです あの遺体を遺族に返してしまうだ なんて…
【ウロボロス】 監視が足りないのだ 自由意思など持たせるから 面倒なことになる
【ルシファー】 やれやれ… 私が出張るほどのことでも なかったな
【ミカエル】 明日は我が身ですよ、二人とも 証拠は一つ残らず消し去ります
【レーヴァテイン】 あなた達っ…! そのお爺さんを離して
【ミカエル】 おや、いつぞやの斬ル姫では ありませんか
【ミカエル】 私のところだけでなく、あちこちで コソ泥を働いていたようですね 実に汚らわしい
【老人】 お…お嬢さん…逃げなさい… わしはもう…
【レーヴァテイン】 面倒なのは好きじゃないけど… ここで退くことはできないの… 約束したからっ
【ルシファー】 ほう 少しは楽しませてくれるのか?
【ミカエル】 遊んでいる暇などありませんけれどね
【老人】
【老人】 あがあああああっ…
【レーヴァテイン】 お爺さんっ…!? ミカエル、やったわねぇぇぇっ!
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