100902040 ロストラグナロク編(失われた千年王国編) 第9章 シンボル・クライシス 第２話 理を破る者の決断 STAGE4
【ティルフィング】
レーヴァテイン、
こちらにいたのですね
【レーヴァテイン】
うん…一人で考えたかったから…
【ティルフィング】
あの、お邪魔でしたか…？
【レーヴァテイン】
いいの
何…？
【ティルフィング】
ごめんなさい…謝りたくて
私が勝手なことばかりして
アナタに負担を掛けていますよね
【レーヴァテイン】
ティルのせいじゃない…
少し…自己嫌悪なだけよ…
【ティルフィング】
自己嫌悪？
【レーヴァテイン】
世界は変わった…
あなたも変わった…
アルマスだって変わった…
【レーヴァテイン】
ずっと背負ったまま…
変われてないのは私だけ…
それが情けなくて…
【ティルフィング】
レーヴァテイン…
アナタだって変わりました
【ティルフィング】
その身に幻獣を宿し、
ディスラプターズのリーダーとして
皆を率いています
【ティルフィング】
私の記憶にあるレーヴァテインは…
失礼な言い方になりますけれど、
面倒くさがりの怠け者でした
【ティルフィング】
それなのに、私やゼロとの約束を
果たすため途方もなく長いときを
生き抜いてくれました
【ティルフィング】
私が今、こうしていられるのは
アナタのお陰です
【レーヴァテイン】
…私にとって、あなた達との約束は
最後の砦だったの…
それがあったから生きてこられた
【レーヴァテイン】
私はあなたとの約束に…
しがみついていたのよ…
それだけ…
【レーヴァテイン】
だから、どんどん変わっていく
今の状況に気持ちが
追いついていない…
【レーヴァテイン】
あなたを復活させれば…
全て上手くいく…
【レーヴァテイン】
そんな幻想に取り憑かれて
いたのね…
【レーヴァテイン】
そのツケが回ってきたの…
私も…変わらないといけない
【ティルフィング】
レーヴァテイン…
【レーヴァテイン】
ねえ…ずっと気になっていたの…
その、レーヴァテインって
【レーヴァテイン】
また…前みたく…
レーヴァって
呼んでくれない？
【ティルフィング】
もちろんです！
…実は私も、迷っていました
【ティルフィング】
色々と変わってしまったのに、
以前のようにレーヴァと呼ぶのは
馴れ馴れしいのではないかと…
【ティルフィング】
余計な気遣いでしたね
レーヴァ
【レーヴァテイン】
ふふっ
ありがとう、ティル
私をレーヴァと呼んでくれて
【ティルフィング】
お礼を言われる程のことでは
ありません
何だかホッとしました
【レーヴァテイン】
そう…良かったわ…
ハルモニアとの共闘だけど
【ティルフィング】
レーヴァがイヤなら、
無理にとは…
【レーヴァテイン】
いい話だと思う…
無闇に戦う必要はないから
【ティルフィング】
本当ですか！？
ありがとうございます！
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