10091202 バルムンクストーリー 自分がイヤ
ダンスパーティ前日─
会場では、 準備に追われる バルムンクの姿が
【バルムンク】 …ふぅ
休憩で外に出た彼女に マスターは声を掛けた
【バルムンク】 …あ、マスター
【バルムンク】 …はい、 せっかくみんなも誘ってくれたから、 準備とお世話係なら…って
【バルムンク】 いや、ですから… お手伝いです、お手伝い
【バルムンク】 人前でドレスを着たり、 踊ったりなんて 恥ずかしくて…
選択肢:
- どうして、そんなに自信がないの? → select_label_01へ
- バルムンクは可愛いと思うよ → select_label_02へ
- いつもみんなを気遣って偉いと思うよ → select_label_03へ
人前でドレスを着たり、 踊ったりなんて 恥ずかしくて…
select_label_01:
【バルムンク】 そう言われても…昔からそうなんです
select_label_02:
【バルムンク】 か…からかわないで下さいッ!
select_label_03:
【バルムンク】 それぐらいしか…できませんから
select_label_end:
【バルムンク】 …とにかく ずっと自信なんてありませんでした
【バルムンク】 キラーズがそうだからって、 「ドラゴンキラー」って呼ばれるのも すごくイヤだし…それに…
【バルムンク】 双子の姉のグラムと比べられるのも… 本当は………… イヤなんです…
【バルムンク】 グラムは元気で活発で… 尊敬できる存在で… 私なんかと正反対…
【バルムンク】 こんなこと…マスターにしか 言わないですけど…
【バルムンク】 憧れと…嫉妬が混じった目で 姉を見てる自分もイヤだし…
【バルムンク】 とにかく私って… 暗くってヤな女なんです!
【バルムンク】 …! ご…ごめんなさい! 一人でべらべらしゃべっちゃって…!
【バルムンク】 でも、なんだろ… マスターに話聞いてもらったら…
【バルムンク】 少しスッキリしました
【バルムンク】 …あ、明日のダンスパーティー 私、ちゃんと働きますから、 来て下さいね!
そう言って、また仕事場へと戻る彼女
その目に、ほんの少しだけ 輝きが見えたようだった
そして、 ダンスパーティー当日
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