10091203 バルムンクストーリー 『豪華絢爛剣舞』
パーティ会場には、鮮やかなドレスに 身を包んだキラープリンセス達が、 ほんの束の間の休暇を楽しんでいた
【バルムンク】 …あ、マスター 来てくれたんですね! ありがとうございます!
【バルムンク】 …え? この格好ですか?
【バルムンク】 給仕服です 今日の私はここのスタッフですから
【バルムンク】 え? そりゃ…あんなキレイなドレス… 着てみたい気持ちはありますけど…
【バルムンク】 …や、嘘!嘘! 嘘ですよ、嘘! 私には無理です!
【バルムンク】 じゃあ、マスター ゆっくりと楽しんで いってくださいね
仕事に戻る彼女 やっぱりバルムンクのドレス姿は 見られないのか…と思った矢先…
【バルムンク】 も…申し訳ありません!
なにやら、酔った姫の一人が バルムンクにちょっかいを かけているようだ
【バルムンク】 む…無理ですよ、お客様! 給仕の私がお酒を飲むわけには… ちょ…きゃ!…ゴクッ!
…あ、飲んじゃった
【バルムンク】 お…お客さん…私…お酒 弱いんですから… …え?ダンス…?
【バルムンク】 無理無理無理無理! 絶対に無理です! そんな目立つこと…きゃ!…ゴクッ!
あ、また…
【バルムンク】 ふぃ〜、ダメですって ダンスなんて…やったこと… でも…挑んでくるというなら…
まずい…普段は大人しいが戦闘時の 彼女は「やられたらやり返す」 負けん気の強いタイプ…挑発されたら
【バルムンク】 その勝負…受けて立ちましょう!
【バルムンク】 てぇぇぇぇーーーーいっ!!
目立つ事を嫌う彼女が、 酔った勢いでダンスホールの中心に 踊り出た
【バルムンク】 フ〜〜〜〜〜ッ!!
日頃、戦闘で剣を操る彼女 そのダンスはまるで剣舞のように 美しく力強かった
【バルムンク】 あれ?なんでしょう…? 今、見えた気がします… 私の…新奥義!!
【バルムンク】 これが… 『豪華絢爛剣舞』です!!
それはまさしく、 彼女が新たなるスキルに 目覚めた瞬間だった
彼女の華麗なダンスに 拍手や歓声を送る キラープリンセス達とパーティ客
【バルムンク】 …っ! や…やだ!私ったら…!
選択肢:
- とても素敵なダンスだったよ → select_label_01へ
- 今のダンスは自信持っていいと思うな → select_label_02へ
- たまには目立つのも気持ちいいだろ? → select_label_03へ
…っ! や…やだ!私ったら…!
select_label_01:
【バルムンク】 ほ…本当ですか…?無我夢中で… あんまり覚えてなくて…
select_label_02:
【バルムンク】 そ…そんなそんな…でも… こんなにも拍手が…
select_label_03:
【バルムンク】 こんなにも歓声を浴びたの… 生まれて初めて…
select_label_end:
【バルムンク】 す…すっごく恥ずかしいけど… みんながこんなにも 喜んでくれるなんて…
【バルムンク】 私も…人を笑顔にできるんですね 人を喜ばすことができるんですね そう思ったら…ほんの少しだけ…
【バルムンク】 自信がつきました!
【バルムンク】 これからは人と比べたり、 他人の目を気にせず、 自分を…
【バルムンク】 好きになってあげようと思います!
彼女が見せた笑顔は、 最高に輝いていた
【バルムンク】 …!いや!自信がついたといっても まだ、ほんの少しだけで…ちょ、 ちょっと!それはまだ無理です!
キラープリンセスに連れられ、 更衣室に入る彼女
【バルムンク】 は…恥ずかしいですよ〜!!
【バルムンク】 あ、あの… どうですか、マスター? に…似合いますか…?
ドレスを着て出てきた 彼女の美しさは、 会場で一番目立っていた
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