10094204 バルムンクストーリー 『大輪の如き龍ノ笑み』
あれから数日後─
バルムンクの元に、 マスターが訪れる
【バルムンク】 え? 本当にお茶だけで 良かったのかって…?
【バルムンク】 じゃあ、なにか高級品でも おねだりすれば 良かったですか?ふふ
【バルムンク】 私には…あれで十分です だって…
【バルムンク】 欲しかったのは、 物じゃなく…
【バルムンク】 思い出ですから
【バルムンク】 マスターと一緒に なにかをしたという記憶が… 私をかたどってゆくんです
【バルムンク】 物はいずれ なくなってしまうけど… 思い出は色褪せない
【バルムンク】 思い出がたくさんある人って… きっと強い人だと思うんです
【バルムンク】 あ、だから… その…
【バルムンク】 これからも… 一緒にたくさんの…
照れていた彼女が、 顔を上げハッキリと マスターに告げた
【バルムンク】 あの…! 今日はお茶じゃなく… お芝居でも観に行きませんか?
次の瞬間、 彼女の中でなにかが弾けた
それは新たなるスキル 『刹那なる龍ノ願い』 誕生の瞬間だった
【バルムンク】 は…初めての勇気を出したら… また強くなれちゃいました
そう言って、頬を染める彼女
選択肢:
- どんなお芝居を観に行きたいの? → select_label_01へ
- じゃあ今日はどの街まで行こうか? → select_label_02へ
- おねだりは、お芝居だけでいいの? → select_label_03へ
そう言って、頬を染める彼女
select_label_01:
【バルムンク】 それは…マスターが決めて下さい
select_label_02:
【バルムンク】 マスターの…心のままに
select_label_03:
【バルムンク】 は…はい…だって…
select_label_end:
【バルムンク】 私は…誘えただけで、 合格点なんですから あとは…お任せします
【バルムンク】 どこへでも…付いて行きますから
マスターの裾を持つその手は、 今までより少し力強く感じられた
Next: 10101201