10102301 フラガラッハストーリー マスターの視線…?
【フラガラッハ】 はああああ!!
凄まじき剣戟で、 異族をなぎ倒す姫、 フラガラッハ
【フラガラッハ】 あら、ごめんあそばせ 戦いの中でも常に美しく… それがわたしの流儀ですので
【フラガラッハ】 それに残念でしたわね? わたしのキラーズは、ケルト神話に 登場する剣…フラガラッハ
【フラガラッハ】 わたしに付けられた傷は、 決して治癒されなくてよ?
その華麗なる剣さばきに 異族の群れは消滅した
【フラガラッハ】 あら、マスター 見てらしたのね?
【フラガラッハ】 いかがでした? わたしの戦いぶりは
【フラガラッハ】 …やだ、そんなに見つめて
【フラガラッハ】 わたしの美しさに つい見惚れていらしたの… わかるわ、その気持ち
照れた様子で…しかし、 自信満々な口ぶりで話す彼女
【フラガラッハ】 …って、あら? あら?あら?あら? どうなさったの、マスター?
【フラガラッハ】 わたしに…見惚れてない…?
マスターの視線は、 彼女の向こう側に注がれている
【フラガラッハ】 このわたしを差し置いて、 一体なにを見てらっしゃると 言うの?
【フラガラッハ】 …って、あら、あら そんなに急いでどこへ…
慌てて駆けて行くマスター
【フラガラッハ】 ……へ~
【フラガラッハ】 わたしではなく… 別の女性に見惚れるなんて…
【フラガラッハ】 わたしより美しい女性が この世にいるとでも…!? そんな…
【フラガラッハ】 許せませんわ!
【フラガラッハ】 マスター、絶対にわたしに… 見惚れさせてみせますからね!!
よくわからない嫉妬に駆られ、 マスターを追いかけて行く フラガラッハだった
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