101102010 ロストラグナロク編(失われた千年王国編) 第11章 ロストラグナロク 第2話 災厄との対話 STAGE1
【ケイオスリオン兵】 ついに中心地へ辿り着いたぞ! この巨大なモニュメントを破壊すれば 俺達の勝利なんだよな!?
【ケイオスリオン兵】 皇帝陛下が世界を統べるときが 来たんだ! ケイオスリオン万歳!
【ケイオスリオン兵】 突き進め! モニュメントを破壊するんだ!!
【ケイオスリオン兵】 オオオオオオオオオオオオ!!
【パラシュ】 皇帝、突撃が始まったよ 兵士達だけで破壊できるのかな?
【フェイルノート】 無理でしょうね
【パラシュ】 即答かい それならボクがいこう
【フェイルノート】 …ガンバンテイン、 あのモニュメントを 精霊に調べさせなさい
【パラシュ】 やけに慎重じゃないか… ボクの力に不満があるのかな?
【フェイルノート】 お前の問題ではないわ 少し懸念があるのよ どうなの、ガンバンテイン
【ガンバンテイン】 うーん… 無理っぽいねー…
【パラシュ】 どういうことかな? 手を抜いたりしたら許さないよ
【ガンバンテイン】 パラシュが怖いよー… モニュメントの周りに 結界が張ってあるんだよー
【ガンバンテイン】 そのせいで中の様子どころか 側に近づくことすらできないんだ…
【フェイルノート】 やはりね
【フェイルノート】 ここまで大した抵抗もせずにいたのは その結界とやらに自信があるからよ
【パラシュ】 傲慢だね “災厄”らしいと言えば らしい行動だけど
【フェイルノート】 そうね その傲慢、 身をもって償ってもらうわ
【フェイルノート】 明けの明星と謳われた このルシファーの輝きをもって 結界を打ち砕いてあげる
【フェイルノート】 パラシュ、 兵を一旦、下がらせなさい
【フェイルノート】 私が結界を破壊したら すぐに突入よ
【フェイルノート】 短期決戦で“災厄”を仕留める そうすれば、間に合うはず…
【パラシュ】 任せるといい ボクが“災厄”を潰してあげるよ
【ケイオスリオン兵】 くそっ…! まだ結界を突破できんのかっ?
【ケイオスリオン兵】 斬ル姫も動員させたが、 ビクともせん…! あと一歩だというのにっ
【ケイオスリオン兵】 総員退避! 皇帝陛下の命により フェイルノートが出るぞ!
【ケイオスリオン兵】 おお! あの斬ル姫ならやれるかもしれんなっ
【フェイルノート】 こんな地下深くに隠れ潜んで 好き勝手やってくれた報いを受けるが いいわ、“災厄”!
【フェイルノート】 終末の旋律を つま弾いてあげましょう!
【ケイオスリオン兵】 おおおおおっ! やったか!?
【フェイルノート】 …何? 私の攻撃が効いていない? いえ、違う…これは、まさかっ
【パラシュ】 皇帝!? 皇帝が結界の中に引きずり込まれた… くっ…すぐ助けに…!
【パラシュ】 何だっ? どうなっている…!? まるで手応えを感じない…
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