101104031 ロストラグナロク編(失われた千年王国編) 第11章 ロストラグナロク 第４話 神への叛逆 STAGE3 戦闘前
【パラシュ】
皇帝、無事だったんだね
【フェイルノート】
当然よ…
それより…どうなっているの？
【フェイルノート】
アルマスにディスラプターズまで
ここに辿り着いているだなんて
【アルマス】 ちょっとフェイルノート 私に言うことが あるんじゃないかしら？
【フェイルノート】
礼を言って欲しいのかしら？
でもね、アルマス
あのとき逃げるよう言ったのは
【フェイルノート】
お前の命を守るためでもあったのよ
むしろ私に感謝して欲しいわ
【アルマス】 は…？ 私はあのまま「神」と 戦うつもりだったのよ！
【アルマス】 あなたが逃げろって言うから 仕方なく外に出たんじゃないのっ
【フェイルノート】
あそこに残っていたら…
私がお前を殺していたわ
【アルマス】 何でそうなるのよっ？
【フェイルノート】
詳しい話をしたいところだけど
少し面倒なことになってきたわね
【パラシュ】
トレイセーマ軍とハルモニア軍だ
随分と仲良さそうに進軍してきたね
【レーヴァテイン】
ティル…
【ケイオスリオン兵】
守りを固めろ！
天使人や幻獣人ごとき
蹴散らしてやる！
【ゲバルト伯爵】 カッティーヴォ！ 汚泥のような腐臭をまき散らす 愚劣民の群れめ！
【ゲバルト伯爵】 我が精鋭たる兵士よ！ 勇ましくも誇り高き勇者達よ！ 恐れることは何もない！
【ゲバルト伯爵】 蹂躙し殲滅するのだ！ 大悪魔サタンの大器に血の海を 捧げよ！
【ケイオスリオン兵】
オオオオオオオオオオオオ！！
【ティルフィング】
待って下さい
私達は矛を交えに来たのでは
ありません
【ティルフィング】
これ以上の流血を避け、
手を取り合う道があるはずです
【ケイオスリオン兵】
何だ、あの斬ル姫は！？
殺せ！殺せーっ！
【ティルフィング】
レーヴァ！
…遅くなってごめんなさい
【レーヴァテイン】
はぁ…おっけ
私もさっき…来たところよ
【ティルフィング】
まあっ
ふふふっ♪
【レーヴァテイン】
ケイオスリオンの連中、
話を聞く気がないみたいだけど…
どうする？
【レーヴァテイン】
少し大人しくさせようか…？
【ティルフィング】
いいえ
ここで私達が攻撃しては
溝が深まるばかりです
【レーヴァテイン】
めんどくさいわね…
はぁ…おっけ
【レーヴァテイン】
あなたには傷一つつけさせないから
ティルの思うように…やってみて
【ティルフィング】
ありがとうございます、レーヴァ
狙いは唯一人
皇帝フェイルノートです！
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