10111202 エクスカリバーストーリー 互いの想い
野営から少し離れた丘の上
【エクスカリバー】 …綺麗
そこは夜空の星がくっきりと見える 絶好の場所だった
【エクスカリバー】 知らなかったな… こんな心安らぐ 時間があったなんて…
【エクスカリバー】 度重なる戦闘で、いつの間にか 心は疲弊していたんですね… だからマスターは、私をここに…
【エクスカリバー】 ありがとうございます! これでまた明日から、マスターを しっかりと守っていけそうです!
【エクスカリバー】 …え? どうしたんですか、マスター?
【エクスカリバー】 はい…確かに聖剣エクスカリバーの 鞘は、主人に傷を受けさせません なんと言っても『魔法の鞘』ですから
【エクスカリバー】 ですが、先程も申しました通り、 私は魔法は使えません
【エクスカリバー】 しかし、なにがあっても 必ずマスターは守って…
【エクスカリバー】 …え?私が…鞘の代わりに、 マスターに降りかかる傷を… すべて受けようとしている…?
【エクスカリバー】 …そ、そんな事はありません! 私は敵に打ち勝ち、 マスターをお守りしようと…!
【エクスカリバー】 じ…自分を犠牲にしようなどとは… 考えた事も…………
選択肢:
- 君と一緒に…傷ついていきたいんだ → select_label_01へ
- 君と傷を…分かち合いたいんだ → select_label_02へ
- 君にだけ…傷は背負わせないよ → select_label_03へ
じ…自分を犠牲にしようなどとは… 考えた事も…………
select_label_01:
【エクスカリバー】 それが…共に戦う事だと…?
select_label_02:
【エクスカリバー】 苦しみは…半分になると…?
select_label_03:
【エクスカリバー】 それでは私の役目が…でも…
select_label_end:
【エクスカリバー】 それが…主従ではなく… “仲間”だと… そう仰って下さるのですか…?
【エクスカリバー】 なに言ってるんですか… それでは私のいる意味が なくなってしまいます!
【エクスカリバー】 マスターをお守りするのが 私の使命だと言ったはずです
【エクスカリバー】 でも…
【エクスカリバー】 ありがとうございます
彼女の涙が、 星に照らされて光った
【エクスカリバー】 さ、帰りますよ! 明日も早いんですから…
【エクスカリバー】 !!
【エクスカリバー】 この…気配は…!
いつの間にか、 ふたりは異族の群れに 囲まれていた
【エクスカリバー】 くっ…少なくとも300はいる… 申し訳ありません、マスター 私がついていながら…
【エクスカリバー】 でも、ご安心ください 勝てはしなくても… 絶対に守りますから
【エクスカリバー】 嬉しかったです… マスターに仲間と言ってもらえて… 私はその言葉だけで…十分です
【エクスカリバー】 マスターとここで星を見た事は… 私の一生の思い出でした…
その言葉を最後に、 彼女は剣を振り上げ 敵陣に攻め込んでいった
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