101203040 ロストラグナロク編(失われた千年王国編) 第12章 リバースワールド 第3話 天上、鳴動 STAGE4
ラグナロク教会が中心となり 地上への支援策が話し合われた
しかしそこで天上世界の人々は あまりにも大きな問題に 直面することとなった
【教皇】 それは事実ですか、エドガー教授
【エドガー】 はい 偉大な歴史学者トトの残した記録に 記されていたので間違いありません
【ティバルト】 天上世界と地上世界の時間の流れが ずれているだと…
【ティバルト】 何故、そんなことになって しまったんだ?
【エドガー】 元々、この世界は「神の箱庭」として 機能していた
【エドガー】 そのため、地上よりも時の流れが 速かったんだ
【エドガー】 しかし、俺達のご先祖様が天上世界と 地上世界を繋いだとき、時間速度の ずれを修正したんだよ
【ティバルト】 地上世界と 同じ速さにしたってことだろ? それに何の問題がある?
【エドガー】 正確には、地上の速度に合わせて 天上世界における時の流れを 遅くしたんだ
【エドガー】 ユグドラシルを使って天上世界と 地上世界の行き来を しやすくするための措置だったようだ
【ティバルト】 だから、それがどうした?
【教皇】 落ち着きなさい、ティバルト
【ティバルト】 失礼致しました、猊下
【エドガー】 ユグドラシルで天上世界と地上世界が 繋がっている間は良かったんだ 何の問題もなかった
【エドガー】 しかし…ユグドラシルの切断で 繋がりが断たれた今、時の流れに 再びズレが生じ始めた…
【エドガー】 分からないか、ティバルト? この世界は地上に合わせて時の流れを 遅くした
【エドガー】 地上世界との繋がりが断たれた今、 「遅くした」という事実だけが 残ってしまったんだ
【ティバルト】 まさかっ…! それでは…今後は逆に…
【エドガー】 ああ、そうだ 以前とは逆に、この天上世界の方が 地上世界より時の流れが遅い…
【エドガー】 精確なところは調べていないが、 恐らくこちらでの数年が… 地上では…数百年にあたる
【教皇】 おおっ…! 何ということでしょう
【ティバルト】 くそっ! 今すぐ時の流れを変えられないのか?
【エドガー】 できたらとっくにやっている! 時間の流れを変えるなんて とてつもない秘術なんだぞっ
【エドガー】 きっとユグドラシルの力を使うことが できたから可能なことだったんだ… 今の俺達には不可能だ…
選択肢:
- だったら急ぐしかない! → select_label_01へ
【エドガー】 きっとユグドラシルの力を使うことが できたから可能なことだったんだ… 今の俺達には不可能だ…
select_label_01:
【ティバルト】 マスター… そうだな お前の言う通りだ!
select_label_end:
【教皇】 一日も無駄にはできません 日にちが経つほどに地上の状況は 大きく変化していくのですから
【エドガー】 やはり一番の支援は ユグドラシルで眠っている斬ル姫達を 地上に送ってやることだが…
【エドガー】 恐らく、それも無理なんだ…
Next: 101203050