10122304 オティヌスストーリー2 『クイーンズビビット』
数日後─
【アダマス】 ほら、何やってんのよ? もっと速く!!
【アダマス】 …あれ?そんなにハァハァ言って… もう限界?うふ、情けないわね
小悪魔的な笑みと、 人を見下した視線が マスターに突き刺さる
【アダマス】 まだ半分も 終わってないじゃない?
【アダマス】 薪割り
マスターの眼前には、 まだまだ大量の薪が…
【アダマス】 そんなんじゃ、 あたしのマスターとして 認めるわけにはいかないわね
そう言う彼女に、 すっ… っと斧を渡すマスター
【アダマス】 …は?なに、これ?
選択肢:
- ちょっと交代してもらっていい? → select_label_01へ
- 半分ずつ…ってことじゃダメ? → select_label_02へ
- 君の方が力あるんだし…ダメ? → select_label_03へ
…は?なに、これ?
select_label_01:
【アダマス】 …ふん!なに言ってるの?
select_label_02:
【アダマス】 …ふん!そんなお願い、聞くと思う?
select_label_03:
【アダマス】 …ふん!もうギブアップ?
select_label_end:
【アダマス】 情けない… それでもあたしのマスター?
冷たい視線を投げかける彼女に、 マスターが答える
じゃあ、マスターとしての命令 薪割り、手伝いなさい
【アダマス】 !!…なっ!
【アダマス】 あたしに向かって、 そんな口の利き方… え…偉そうに…!
【アダマス】 腹立つわねぇぇぇ…
【アダマス】 もーーーーーう!!
…とか言いながら、瞬く間に 残りの薪割りをやってくれた彼女
【アダマス】 …ったく、複雑な気持ちよ ムカついたおかげで… パワーアップできちゃったじゃない
それは彼女が新たなるスキル 『クイーンズビビッド』に 目覚めた瞬間だった
【アダマス】 あんたのダメさは、 あたしのS心を刺激する …不思議な感覚よ
【アダマス】 なんだか調子が狂うわ
【アダマス】 でも、それも… 今では少し心地がいい… そう感じているあたしがいる
【アダマス】 あんたとなら… 今までにない景色が見られる もっと…ドキドキするような景色が
瞳をキラキラ輝かせる彼女 マスターを見下ろしながら、 言い放つ
【アダマス】 いい? 今度は、あたしが あんたに命令する番よ
【アダマス】 これからも… あたしがドキドキするような 命令をしなさい
【アダマス】 わかった!?
ん?今のは…命令されたのか、 命令しなければいけないのか…? よく分からないが…
もしかして…彼女の新たな扉を 開けちゃったのかな…? とか思ってしまうマスターだった
【アダマス】 なに、その目…? 変な想像してると… ちょん切るわよ?
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