10145203 VTティルフォング 『スウィート・ラブ』
バレンタインデー前日 深夜4時
【ティルフィング】 あぁ…また失敗… もうすぐ…夜が明けてしまう…
これまで何度も挑戦したが、 形や固まり方がまばらで なかなか上手くいかないようだ
あんなに世話を焼いていた デュリンも、もうすっかり 眠ってしまっている
【ティルフィング】 このままじゃ…もぅ…
【ティルフィング】 …いや…諦めたくない… マスターのために… 立派なチョコレートを…!
【ティルフィング】 でも…どうすれば…
【ティルフィング】 …!!
次の瞬間、彼女の中で ある秘策が浮かんだ
【ティルフィング】 次が…最後のチャンス…!
そして、次の日─
【ティルフィング】 あ、あの…マスター これ…
選択肢:
- わぁ…これはまた…随分と立派な… → select_label_01へ
- え?これ…本当にチョコレート…? → select_label_02へ
- これは…斬新な発想というか… → select_label_03へ
あ、あの…マスター これ…
select_label_01:
【ティルフィング】 はい!一生懸命がんばりました!
select_label_02:
【ティルフィング】 はい!開けてみて下さい!!
select_label_03:
【ティルフィング】 そうですか?ありがとうございます!
select_label_end:
ティルが取り出したのは、 超巨大な手作りチョコレート
【ティルフィング】 うまくいかなかったチョコレートを もう一度溶かして集め、 凝縮して一つにしたんです…
【ティルフィング】 あの、私…本当にこういうの 得意じゃなくて…でも…その…
【ティルフィング】 一生懸命作りました!
【ティルフィング】 よかったら…もらって下さい!
顔を真っ赤にした彼女が、 チョコレートを差し出す
「もちろん」と、 マスターはそれを受け取った
【ティルフィング】 …!本当ですか…?
だって、一生懸命作ってくれたって わかるから…と、マスターが 彼女の傷だらけの指を見ながら言う
【ティルフィング】 やっぱり…あなたがマスターで… 本当に良かった…
【ティルフィング】 あなたはキル姫に… いつも愛情を持って、 接して下さる…
【ティルフィング】 だから…私も…
【ティルフィング】 ……
こみ上げる想いを ぐっと抑えるティル
【ティルフィング】 マスター…本当に… ありがとうございます!
【ティルフィング】 これからもあなたのことを… ずっとお守り致します!!
【ティルフィング】 実はこのチョコレート作りの中で、 新しい技の片鱗も見えましたし
【ティルフィング】 想いを込め、より大きな一撃を…! 新技『スウィート・ラブ』! 誕生です!!
それはまさしく、 彼女が新たなるスキルに 目覚めた瞬間だった
【ティルフィング】 マスター… ハッピーバレンタイン
どこまでも一生懸命な彼女 その姿に胸を打たれるマスターだった
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