10147203 ティルフィング_黒_ストーリー 『黒式・幻影朧』
【ティルフィング】 創造のため、感情を持たずに 破壊を繰り返している方が… 悩まなくて済みますから
そう言って、剣の特訓に戻った彼女
その背中にマスターが声を掛けた
なるほど! 悩んでいるんだね…?
【ティルフィング】 …え?
だってハッキリと言ったから 感情を持たず破壊する方が、 “悩まずに済む”と
【ティルフィング】 …あ
【ティルフィング】 そ、それは言葉のあやで… 別に悩んでいるわけでは…
悩んでいるんだったら… 解決すればいい! と、明るくマスターが告げる
【ティルフィング】 …!
【ティルフィング】 そんな…簡単に言わないでください
【ティルフィング】 私の業は…心の奥深くに埋め込まれた 自分ではどうしようもない ものなのです…
もちろん簡単だとは思ってない でもね… さらにマスターが言葉を紡ぐ
【ティルフィング】 …!
【ティルフィング】 感情がなければ… 成長もまたない…?
【ティルフィング】 悩んで…苦しんで… それを乗り越えられた時…
【ティルフィング】 人は…本当の創造が出来る…
悩むことから、 そして苦しむことから、 逃げないで
彼女に優しく語り掛けるマスター
【ティルフィング】 ………
【ティルフィング】 そんなことを言った人は… いいえ…この私に 言ってくれた主は…初めてです
【ティルフィング】 悩んで…苦しんだ… その先に…
【ティルフィング】 希望はある!!
【ティルフィング】 はあああっ!
剣を構え、大きく振る ティルフィング
その一撃は大きな光を放ち、 流星のように 空の彼方へと消え去っていった
【ティルフィング】 新奥義 『黒式・幻影朧』… これもまた新たなる希望
それはまさしく 彼女が新スキルに 目覚めた瞬間だった
【ティルフィング】 力は…破壊を生み出す
【ティルフィング】 でも…
【ティルフィング】 もうなにも考えずに、 ただ壊すだけの剣は… 捨てます
【ティルフィング】 これからは…あなたの想う 平和な世界の創造のため… この力を使いたいと思います
選択肢:
- ど、どうしたの…? → select_label_01へ
- な、なんで…!? → select_label_02へ
- もしかして…君… → select_label_03へ
これからは…あなたの想う 平和な世界の創造のため… この力を使いたいと思います
select_label_01:
【ティルフィング】 あ…あれ…?おかしいな…
select_label_02:
【ティルフィング】 …え?な、なんだろ、これ…?
select_label_03:
【ティルフィング】 …え?…あ、どうして…?
select_label_end:
【ティルフィング】 あの…なんと言うか… きっと…
【ティルフィング】 心が嬉しいんです
あんなにも冷たかった彼女の目から、 熱い涙がこぼれ落ちていた
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