10171301 セレナストーリー 心許せる相手
【セレナ】 はあぁっ!!
雪のちらつく戦場… 凄まじき剣を振るう戦士 セレナ
【セレナ】 私の剣に斬られた者は、 みな凍てつき死んでゆく… 聞いた事ない?
【セレナ】 『氷輝姫』 それが冷気の剣を操る私の もう一つの名よ
敵を斬る時の氷のような冷たい目… 彼女は敵だけでなく、 味方からも恐れられる存在だった
しかし、 マスターはといえば…
【セレナ】 …え? みんなで…食事? …ですか?
【セレナ】 …あの …お声掛けは嬉しいのですが、 お断り致します
【セレナ】 戦闘で汚れてしまった レクシーダの 手入れもありますし…
『レクシーダ』… それは彼女の剣の名
【セレナ】 これまで、レクシーダだけを頼りに 戦場を駆け抜けてきました
【セレナ】 レクシーダのおかげで 生き抜いてこられました…
【セレナ】 私が心を許せるのは このレクシーダのみ…
【セレナ】 そういう事ですので… 失礼します
軽く頭を下げ、去ってゆく彼女 それから、しばらく経って…
セレナを呼びに行くマスター すると、木の陰から何やら声が…
【セレナ】 あなたがいれば… 私は… 寂しくなんかない…
【セレナ】 …ッ!! マ…マスター!!
【セレナ】 き…聞いていたのですか!? いや…あ、あの…これは… その…レクシーダに…
【セレナ】 へ…変な女だと思いました!? 剣に話かけるだなんて…
【セレナ】 …え?助けて欲しい…? どうなさったんですか…? まさか…また異族が!?
力強くレクシーダを握るセレナ
【セレナ】 …………え? 違う? じゃあ、なんでしょう?
【セレナ】 えぇ〜っ!? ゆ、雪合戦!?
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