10171303 セレナストーリー 『ラストブリザード』
【セレナ】 はあぁっ!!
マスターに加勢し、 雪合戦でも大活躍のセレナ
【セレナ】 あの…マスター ありがとうございました
【セレナ】 マスターが誘ってくれた おかげで私… これからは前を向いて…
【セレナ】 …え? その話は後って… どうしてですか…?
【セレナ】 …!! あ…あれは…!
【セレナ】 雪合戦に夢中になって… 前しか見ていなかったわ…
【セレナ】 …やられた!
坂の上には、巨大な雪の玉 それを作ったキラープリンセス達が 勝ち誇ったように見下ろしている
【セレナ】 いつの間にあんなものを…! ど…どうすれば…
「くらえ〜っ!」と容赦なく、 巨大雪玉を転がしてくる キラープリンセス達
選択肢:
- まずい!逃げよう! → select_label_01へ
- でか過ぎる!無理だ! → select_label_02へ
- まっすぐ向かってくる!どうする!? → select_label_03へ
「くらえ〜っ!」と容赦なく、 巨大雪玉を転がしてくる キラープリンセス達
select_label_01:
【セレナ】 逃げません!もう…逃げたくない!
select_label_02:
【セレナ】 困難は大きいほど…燃えるのです!
select_label_03:
【セレナ】 こっちも…立ち向かいます!!
select_label_end:
【セレナ】 もう逃げない… 向き合って… 戦います!
次の瞬間、 セレナとレクシーダが 共鳴するかのように光り始めた
【セレナ】 はぁっ!
レクシーダを地面に突き刺し、 凍気を溜め込むセレナ
そのまま一気にすくいあげ、 転がり来る雪玉に、 己の凍気の玉を解き放った
【セレナ】 やあぁぁーーーーーっ!!
バアァァーーーン!と、 大きな音と光を放ち、 砕け散る雪の玉
それはまさしく、 彼女が新たなるスキルに 目覚めた瞬間だった
【セレナ】 奥義… 『ラストブリザード』!!
勝った! と喜ぶマスター だが…
【セレナ】 きゃ〜〜〜っ!!
バラバラバラッ…!
粉々になった雪が ふたりに激しく降り注いだ
【セレナ】 …う…う〜ん
【セレナ】 …あ み…皆さん…
【セレナ】 …あ…ありがとう… 引き起こしてくれて…
【セレナ】 もう…友達は作らないと 決めていたけど… でも…
【セレナ】 こんな私を 雪合戦に誘ってくれて… ありがとう…それに…
【セレナ】 優しくしてくれて… ありがとう…
【セレナ】 これからは…みんなと前を向いて… 戦っていく…生きていく! だから…よろしくお願いします!
はにかみながら見せた笑顔 それは、彼女の心の氷が 融けた印だった
【セレナ】 …って、あれ!? マスターは?
【セレナ】 え〜〜〜っ!
【セレナ】 たっ、大変!! マスターーーッ!! 大丈夫ですか!?
雪に埋もれたマスターを 一生懸命掘り起こすセレナ
【セレナ】 マスター! 掴まって下さい! 私の手に!!
『氷輝姫』… 氷と呼ばれた彼女だが、 その手はとても温かだった
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