10221301 ルキナストーリー いつか見た大海のように
異世界から来た騎士「ルキナ」 隊に合流したあとも 彼女の顔はさえなかった
【ルキナ】 はぁ…
どうしたの? と声をかけるマスター
【ルキナ】 マスター…あの…実はこの世界には 青い海がなくて それが…私には寂しくて
【ルキナ】 私、海の生まれなので 悩んだ時や落ち込んだ時には よく海に行っていました
【ルキナ】 海はいいところですよ いつかマスターにも 青い海をみせてあげたいです
海の話をすると生き生きとした 表情をみせるルキナ
しかし、その表情も すぐに曇りに変わってしまう
【ルキナ】 私は性格が… なんと言えばいいか… その内向的でして
【ルキナ】 元の世界には 同じ騎士の親友がいました
【ルキナ】 よく話をきいたりしていたのですが… こっちにきてからは…
【ルキナ】 ただひたすら孤独に剣を振る毎日
【ルキナ】 そんな日常にこれでいいのかな?と ふと考えてしまって
晴天の青空とは対照的に ルキナの表情は一層曇っていった…
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