10232203 ミネルヴァ 『聖者の制裁』
楽器屋に置かれたピアノに 目を奪われるアスカロン
選択肢:
- そのピアノに…なにかを感じる? → select_label_01へ
- なにか…思い出した…? → select_label_02へ
- 前の世界では…ピアノを…? → select_label_03へ
楽器屋に置かれたピアノに 目を奪われるアスカロン
select_label_01:
【アスカロン】 分かりません…でも…
select_label_02:
【アスカロン】 …いえ……でも…
select_label_03:
【アスカロン】 どうでしょうか…でも…
select_label_end:
【アスカロン】 なぜか…惹かれるんです…
そう言って、彼女が ピアノの椅子に腰かける
そして、願いを込めるように 鍵盤にそっと指を置いた
しかし…
【アスカロン】 …ダメ
【アスカロン】 思い出せない… なにか… 見つかる気がしたけど…
【アスカロン】 なにも…私は…なにもない… この世界では… 空虚な存在なんですね…
彼女の目から涙がこぼれ落ちた
そんなことないと思うよ マスターが告げる
【アスカロン】 …え? でも…
人間なんて、 日々少しずつ 忘れながら生きるもの
なんでもかんでも覚えてたら、 辛いことに押し潰されちゃうよ
【アスカロン】 …!
【アスカロン】 だからこそ… 一生懸命“今”を生きるのが… ……大切…
【アスカロン】 “今”を…
想いを馳せる彼女
【アスカロン】 私は… 私の“今”は…
そんな時、向こうの方から悲鳴が…!
街中に、数体の異族が出現したのだ
【アスカロン】 私の…“今”は!!
剣を抜き、一気に駆け出す彼女
【アスカロン】 魂の一撃ぃっ!
一閃!
強力な剣技が、 一瞬で異族の群れを 葬り去る
それは彼女が新たなるスキル 『聖者の制裁』に 目覚めた瞬間だった
【アスカロン】 “今”… 私がしなければならないのは… 後ろを振り返る事じゃない…!
【アスカロン】 この世界で… 一生懸命、戦い抜く事!!
【アスカロン】 ありがとうございます、マスター 私…
【アスカロン】 ”この世界”で… 戦っていきます!!
彼女の瞳に光が戻ってきた
そう思ってたら、 いつか記憶が 蘇るかも知れないよ
だって、その前向きな魂は、 この世界でも、別の世界でも… 君の中にあるはずだから
【アスカロン】 ……そうですね
【アスカロン】 …はいっ!!
【アスカロン】 ありがとうございます! マスター!!
【アスカロン】 私…マスターの元で…
【アスカロン】 がんばります!!
ピアノに触れ、 マスターを見つめる アスカロンだった
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