10252202 シユウ 颯爽登場“鬼火”ちゃん
【ムラマサ】 自信…?
【ムラマサ】 ありませんよ、そんなもの…
剣を振りながら、 思いの丈を話す彼女
【ムラマサ】 こんな知らない世界に 迷い込んでしまって…!
【ムラマサ】 隊の人達と比べて… 全然強くないし…!
【ムラマサ】 それに…!
【ムラマサ】 キャッ!!
体勢を崩し、膝をつく彼女 擦りむいた場所からは、 血がにじみ出ていた
【ムラマサ】 …うぅ…痛い…
【ムラマサ】 …情けないよ
【ムラマサ】 もぅ…やだよ…
彼女の目に涙が浮かぶ
選択肢:
- 元気の出るもの、持ってきてあげる → select_label_01へ
- ここで待ってて → select_label_02へ
- 特効薬…取って来るね → select_label_03へ
彼女の目に涙が浮かぶ
select_label_01:
【ムラマサ】 げ…元気の出るもの…ですか?
select_label_02:
【ムラマサ】 あ…あの…どこへ…?
select_label_03:
【ムラマサ】 あ…擦り傷の…ですか?
select_label_end:
彼女の問い掛けには答えず、 マスターはどこかへと 行ってしまった
【ムラマサ】 はぁ…自分が…嫌になる…
【ムラマサ】 それに… あの人に…甘えてばっかり… 弱音ばっかり吐いちゃって…
【ムラマサ】 戻ってきたら…ちゃんと謝ろう…
一人つぶやく彼女の後ろで、 ガサッ!と物音がした
【ムラマサ】 あっ、あの…! さっきから暗い発言ばっかりで…
【ムラマサ】 !!!
【ムラマサ】 あ…あわわわわ…!!
しかし彼女の前に現れたのは、 マスターではなく 巨大な野生のイノシシだった
【ムラマサ】 あぁぁぁぁ…! どどどど…どうしよ…!
グロロロローーッ!と、 イノシシが突進してくる
【ムラマサ】 キャーーーッ!!
間一髪、かわすムラマサ
【ムラマサ】 こ…このままじゃ… やられる…! だ…誰か……
【ムラマサ】 誰か助けてーーーっ!!
次の瞬間…!
ボボッ!
…と、小さな人魂のような炎が 彼女の目の前に現れた
【鬼火】 やあ
【ムラマサ】 …え? あ…あなたは!?
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