10271101 クラウ・ソラスストーリー これはメンテナンス!
今日は戦闘はなく、 隊の姫たちは皆、 想い想いに過ごしている
クラウ・ソラスはというと…
【クラウ・ソラス】 …ふん!…ふん!
【クラウ・ソラス】 あ、マスター
【クラウ・ソラス】 見て分からないのかい? 筋トレだよ、筋トレ
【クラウ・ソラス】 剣士たるもの、 やはり筋力は重要だからな
【クラウ・ソラス】 女であろうと、 男に筋力で劣ってはダメなんだ ふん!ふん!
生真面目で一本気 少し融通が利かないところもあるが、 それが彼女の魅力だ
【クラウ・ソラス】 …え?街に? いや、息抜きなど無用 そんな暇があるなら修行に…
【クラウ・ソラス】 …!いや、ちょちょちょ… ちょっと待て!それって… マスターと2人で行くという事か!?
顔を赤らめ、 急にそわそわしだす彼女
【クラウ・ソラス】 お、男と女が2人で出歩くとは… そ、そそそそそそ… それは…!!
【クラウ・ソラス】 デートというやつなのでは…!?
【クラウ・ソラス】 い、いいい…いかん!!
【クラウ・ソラス】 ふん! ふん!!
煩悩を振り払うように、 がむしゃらに筋トレをする彼女
【クラウ・ソラス】 わ、私は剣士だ! デ、デートなどで心を乱されるとは、 まだまだ修行が足りな…
【クラウ・ソラス】 …あっ!!
ガシャン!!
よほど心乱されているのか、 筋トレ器具を落としてまった
【クラウ・ソラス】 くっ…!この銀の義手… 修行続きで手入れも していなかったからな…
メンテナンスした方がいいかもね と、マスターが 彼女の右腕を手に取る
【クラウ・ソラス】 !!
【クラウ・ソラス】 …………
顔面真っ赤で白目を向いている彼女
義手に触れられただけでも 失神するくらいウブだとは… どれだけ男性に免疫がないんだ…
【クラウ・ソラス】 …ハッ! そんないきなり手を握られたら… だだだ、誰でもそうなるだろ!!
とにかく右腕のメンテに行こう …と彼女を連れ、工房に向かう マスターだった
【クラウ・ソラス】 こ、これは…メンテナンスだ デ、デートなどでは…断じてない!
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