10271103 クラウ・ソラスストーリー 『恋と青春のフラム』
【クラウ・ソラス】
…なっ！
なんだって！
そんな事が…！！
到着するも、その日は 工房の定休日だった
どうしようか… 困り顔を見せるマスター
【クラウ・ソラス】
マスター…
試したいことがあるんだ
そう言ったかと思うと、工房の外に 置いてあるセメント入りのドラム缶に 手を置く彼女
【クラウ・ソラス】
てえぇぇぇぇぇーーっ！！
力を込め、一気に右腕で持ち上げる
【クラウ・ソラス】
翔べーーーーーっ！！
力いっぱい投げ飛ばし、 回り込んで、 それを受け止める彼女
【クラウ・ソラス】
…はぁ…はぁ…はぁ！
ななななな…なんて力だ！ しかも、どうしてそんな事が！？ 義手の調子は悪かったんじゃ…
マスターが彼女に尋ねる
【クラウ・ソラス】
調子が悪かったのは…
義手ではない…
【クラウ・ソラス】
それをマスターに、
どう思われているのだろうかと恐れる
私の心だったのだ…
【クラウ・ソラス】
私の心が…錆びていたのだ…！
【クラウ・ソラス】
…しかし！銀は錆びない！！
私ももっと修行して、
錆びつかぬ精神を持たねば！！
【クラウ・ソラス】
奥義、
『恋と青春のフラム』！！
開眼！！
それはまさしく 彼女が新たなるスキルに 目覚めた瞬間だった
【クラウ・ソラス】
ありがとう、マスター
大事なことに気づかせてくれて！
選択肢:
- でも、せっかくここまで来たんだし… → select_label_01へ
- メンテナンスはして帰ろうか？ → select_label_02へ
- じゃあ、ちょっとしたお祝いに… → select_label_03へ
ありがとう、マスター 大事なことに気づかせてくれて！
select_label_01:
【クラウ・ソラス】
何かあるのか？
メンテはもう十分だ
select_label_02:
【クラウ・ソラス】
だから、もう私の腕は大丈夫なんだ
select_label_03:
【クラウ・ソラス】
お祝い…？
新しい義手などいらないぞ
select_label_end:
いやいや、そうじゃなくて… 心の方のメンテをね…
【クラウ・ソラス】
？？
茶店の外… 巨大ゼリーを食べるクラウ・ソラス
【クラウ・ソラス】
おいしい～！！
なに、これ～！！
初めて食べるゼリーに感動し、 爛々と目を輝かせている
【クラウ・ソラス】
なるほど！
こういうメンテの仕方もあるのか！
【クラウ・ソラス】
世の中は、まだまだ
知らないことだらけだ！
【クラウ・ソラス】
もっと見聞を広げ、
研鑽を積まねば！
それにしても…
【クラウ・ソラス】
おいし～っ！！
生真面目で剣一筋のクラウだが、 甘いものを食べる姿は 普通の女の子そのものだった
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