10311202 ヨミ 憎しみと悲しみが消えたなら
【ヨミ】 はぁ…はぁ…はぁ…
細い肩を上下させ、 川べりに腰掛けているヨミ
【ヨミ】 水中特訓で… スピードも上がったはず でも…
【ヨミ】 トドメとなる一撃には… まだもう一歩ね
一人で佇む彼女に、 再びマスターが声を掛ける
【ヨミ】 …あ、 お主か
みんな、遊んでるのに、 どうしてヨミは 修行ばかりするの?
【ヨミ】 ………
【ヨミ】 一族の為よ…
みんな、楽しそうに笑ってるよ ヨミは…笑わないんだね マスターが問い掛ける
【ヨミ】 ………
【ヨミ】 ワタシは… 強くなりたいの… 今よりも、もっと…
選択肢:
- どうして、そんなに強くなりたいの? → select_label_01へ
- たまには息抜きも必要だよ → select_label_02へ
- みんなと遊んだ方がチームワークも… → select_label_03へ
ワタシは… 強くなりたいの… 今よりも、もっと…
select_label_01:
【ヨミ】 それは…今は言いたくない…
select_label_02:
【ヨミ】 ワタシには…必要ないわ…
select_label_03:
【ヨミ】 それは…わかっているけど…
select_label_end:
【ヨミ】 でも… 一つだけ言えるとしたら…
【ヨミ】 ワタシが強くなりたいのは… 誰も憎しみ合わなくていい 世界を作りたいから…
憎しみ…?
【ヨミ】 そう…ワタシの中の “憎しみ”と… “悲しみ”が消えたら…
【ヨミ】 そんな日が来たら…
【ヨミ】 きっとワタシも、 みんなのように笑えるように なるんだろうな…
そう言って、 再び水中へと潜ってゆく ヨミだった
Next: 10311203