10331204 ヒイラギ 『クリスタルグリーム』
あれから数日後─
また街へとやって来ている マスターとクロエ
【クロエ】 お願いがあるんですが…
【クロエ】 あの武器屋に 立ち寄ってもいいですか?
剣を新調するの? マスターが尋ねる
【クロエ】 はい
【クロエ】 でも、それは 手入れを怠っていたからでは ありませんよ
【クロエ】 この世界に来た証… それを心に刻むための一振りです
【クロエ】 今までも過去にすがっていた わけではありませんが… これは自分の中のけじめです
そう言って、 新しい剣を購入するクロエ
選択肢:
- どう?持ってみた感触は → select_label_01へ
- この世界に来た、実感湧いてきた? → select_label_02へ
- それが、この世界での君の相棒だね → select_label_03へ
そう言って、 新しい剣を購入するクロエ
select_label_01:
【クロエ】 あの…なんていうか…
select_label_02:
【クロエ】 なんて言うか…吸い付くような…
select_label_03:
【クロエ】 驚いています…
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【クロエ】 …この…手に馴染む感じ…
【クロエ】 今…ハッキリと分かりました
【クロエ】 私は…
【クロエ】 この世界でも生きていける
【クロエ】 仲間の為… そして、あなたの為…
【クロエ】 今より、もっと強くなります!
彼女の声に呼応するように、 光を放ち始める剣
それは彼女が新たなるスキル 『クリスタルグリーム』に 目覚めた瞬間だった
【クロエ】 私…がんばります! 心の刃を… 常に研ぎ澄ませながら!
マスターは分かっていた
いつもしっかり者で、 頼りになる存在の彼女だが、 夜になると…
【クロエ】 だから、憩いのひと時を からかわないで下さい!!
クロエが ぬいぐるみを抱えながら 怒っている
【クロエ】 え?誰の名前を呼びながら、 ぬいぐるみを抱いてたかって…?
【クロエ】 そ、そんなの… 言えるわけないじゃないですか!
このギャップもまた、 彼女の可愛らしい魅力なのだった
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