10341204 このすば_グリモワール 『アリスト・ハッグ』
次の日─
以前よりも更にスピードを上げ、 木々を寸前でよけながら 森の中を駆け抜けるダクネス
ガン!ゴン!グシャ!!
いや、駆け抜けてはいない… 木にぶつかりまくっている…
【ダクネス】
ふふ、どうだ?
【ダクネス】
もう鎧がなくても、
鎧を着ている時以上の
耐性を身に付けたぞ
いや、自慢されても…
【ダクネス】
大丈夫だ、心配するな
攻撃を受けるのは、
単なる私の趣味
サラリと言ってのけるなよ
【ダクネス】
もうマスターに心配はかけない
【ダクネス】
攻撃を受ける前に
敵を攻撃すれば…
問題ないだろう?
選択肢:
- え?そんなこと…できるの? → select_label_01へ
- いつの間にそんな技を…? → select_label_02へ
- 君がそんな高等技術を…? → select_label_03へ
攻撃を受ける前に 敵を攻撃すれば… 問題ないだろう?
select_label_01:
【ダクネス】
あぁ、スピードを磨いたおかげでな
select_label_02:
【ダクネス】
ただ、遊んでいたわけではないぞ
select_label_03:
【ダクネス】
確かに不器用ではあるが…
select_label_end:
【ダクネス】
見てくれ!
…と、目にも止まらぬ速さで 剣を振り降ろすダクネス
【ダクネス】
このスピードがあれば、
敵の攻撃より早く届く
もう心配はかけない
それは彼女が 独自に編み出した新スキル 『アリスト・ハッグ』だった
【ダクネス】
私は…
心配されるより
罵られる方が好きだからな
だからサラリと言ってのけるなって
【ダクネス】
だから、マスター
これからは…
【ダクネス】
心配ではなく…
私を罵ってくれ
紅潮し始めた彼女
【ダクネス】
さあ!遠慮なく!
早く!!
あぁ…しんどい
嬉々と迫る彼女に対し、 心の底からそう思うマスターだった
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