10342201 このすば_ヤグルシ “癖”のある彼女
【ダクネス】
行くぞ！異族ども！！
異世界から舞い降り、 マスターの隊に入った姫、 ダクネス
【ダクネス】
くっ…ぐはぁっ！！
異族の攻撃を受け続ける彼女
【ダクネス】
うぐ…はぁ…はぁ…！
まだこの世界に慣れず、 上手く戦えないのだろうか…？
【ダクネス】
はぁ…はぁ…
なんだ、その攻撃は…？
もっと重たく強い技はないのか！？
【ダクネス】
もっと強い技で私を思う存分、
蹂躙すれば良いではないか！？
さぁ、遠慮は要らぬ！さぁ！
…いや、違うな
紅潮した顔で、 明らかにおかしなことを 言っている
あれは彼女の”癖（へき）”だ
【ダクネス】
…あ、おい、よせ！
ダクネスのピンチを救うべく、 仲間の姫が異族を仕留めたのだった
【ダクネス】
まだ満足してなかったのに…
その帰り道、 彼女に注意を促すマスター
いくらタフでも、 今のような戦い方じゃ 身が持たないよ
【ダクネス】
心配してくれるのか、
マスター？
そりゃ、そうだよ
【ダクネス】
すまない…
そんな謝らなくてもいいけど…
【ダクネス】
どうせなら…
もっと罵ってくれても
いいんだぞ？
…え？
【ダクネス】
この役立たずクルセイダーだの、
クズセイダーだの…
また顔を紅潮させ、 息を荒くしているダクネス
【ダクネス】
なんだったら
折檻してくれてもいい！
はぁ…はぁ…！
この子と付き合っていくのは 大変そうだ… 頭を抱えるマスターだった
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