10361201 4月学園グラム あの子とは違うから
【ラグナロク】 え、なに?なんか用…?
【ラグナロク】 私になにか用があったんじゃないの? そんな顔してるわよ
彼女の名はラグナロク マスターの隊に新しく入った姫だ
【ラグナロク】 お昼ごはん…? まだなにを食べるか決まってないの?
【ラグナロク】 だったら私と運命を共にしましょうか
隊の姫も一緒に出掛ける
昼食も済み、誰かが彼女に声を掛けた
【ラグナロク】 え?この後…?
【ラグナロク】 そうね…遠慮しておくわ
【ラグナロク】 私が望むのは甘い紅茶ではなく この身を焼くほどの試練だから
そう言って 一人で店を出て行った彼女
そこから少し離れた草原で…
【ラグナロク】 はぁ…はぁ…
【ラグナロク】 …あ、マスター
【ラグナロク】 言ったでしょ?試練… つまり剣の特訓だって
【ラグナロク】 本当だったんだ…って 信じてなかったの?
【ラグナロク】 そりゃ私のキラーズは あの子と同じ 『レーヴァテイン』だけど…
【ラグナロク】 でも、彼女のような怠惰な性格だと 思われるのは少し癪ね
【ラグナロク】 レーヴァテインもそうだけど… 随分、個性的な子が増えたのね
【ラグナロク】 私がキル姫として この世に誕生した時は 他にはまだ誰もいなかったのに
追憶する彼女に マスターは気になっていたことを 聞いてみた
【ラグナロク】 え?理由…?
【ラグナロク】 隊のみんなと必要以上に 仲良くならない理由…
【ラグナロク】 別にそんな事ないわ あなたの思い過ごしよ…
【ラグナロク】 …!
【ラグナロク】 私の目に黒き陰りが見える… そう言いたいの?
彼女の剣が止まった
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