10431212 ズィーヴァ 誰よりも絢爛に
【ズィーヴァ】 フン…当然の勝利よ
ズィーヴァの戦いに見とれ、 戦闘が終わったことにすら 気づかずにいるマスター
【ズィーヴァ】 …なにボーッとしてるのよ 終わったわよ ねえ…ねえったら!!
そこで我に返るマスター
【ズィーヴァ】 何よ、無様な顔を晒すのはやめなさい 口、空いてるわよ まったく…
面白くもなさそうに ため息をつくズィーヴァ
ズィーヴァの剣閃が、 闘う姿が、美しくて 見とれてしまった
こんなのは、今まで見たことがない! まるで、舞っているみたいだよ! と、高揚しながら言うマスター
【ズィーヴァ】 …な、何よ 私の絢爛さに心奪われたの…!?
そうみたい、と 素直に返すマスター
【ズィーヴァ】 …そこまで素直に言われると 疑うまでもないっていうか… …そう、そうよね…当然よ
【ズィーヴァ】 私が、この世界で一番の 双剣使いなんだから!!
【ズィーヴァ】 …………!!
そこで、何かに気づいたように 言葉を止めるズィーヴァ
どうしたのだろう?と 疑問を投げかける前に、 再び異族が姿を表した
【ズィーヴァ】 そう…そうだわ… 簡単なことじゃないの
危ない!と 声をかける前に、ズィーヴァは 目の前の異族を斬っていた
【ズィーヴァ】 …心配しないで すぐに終わらせるから
そう言ったズィーヴァの顔に 憂いはなく むしろ晴れやかであった
【ズィーヴァ】 無様に踊らせてあげるわ…!!
Next: 10431213