110140150 ロストラグナロク編(失われた千年王国編) 第14章 ミッシング・ゴッド 第1話 それぞれの決意-5
【アルマス】 互いの結びつきが重要って… 当たり前じゃないの?
【ティターニア】 アルマス、あなたも幾度か他者の 心に触れてきましたよね
【ティターニア】 私も妖精結合するとき、あなたの 心に触れました
【ティターニア】 けれど、霊装支配は強制的な 植えつけが基本なんです
【オベロン】 儂らは相手と繋がることを、 一方的にやり過ぎておったのだ
【ティターニア】 私達は妖精結合した後も痛みを 分かち合いながら繋がりを深めて きました
【オベロン】 そして、その姿にまで至った ティルフィングの後押しもあった ようだがな
【アルマス】 そういうこと… で、それが何なの?
【オベロン】 つまり、妖精結合をもっと段階的に 行えば他の妖精でも可能ではないかと 考えたのだ
【ティターニア】 初めは未完成でも、互いの繋がりが 深まっていくことで妖精結合が 完成するということですねっ
【オベロン】 うむ すでに幾人か、妖精達は立候補して くれておる
【オベロン】 霊装支配されておらぬ斬ル姫が おるのなら、その者と――
【モラルタ】 はい!
【ベガルタ】 はーい!
【モラルタ&ベガルタ】 私達がやりたい! 妖精結合して、アルマスの役に 立ちたいんだっ
【アルマス】 モラルタ、ベガルタ、 どこに隠れてたのよっ?
【ティターニア】 確かにあなた達は霊装支配されて いない斬ル姫ですけれど…
【モラルタ&ベガルタ】 私達、みんなとお別れして、 自分の足で歩くって決めたから お願い、やらせて!
【オベロン】 ふむ… その意思、尊重すべきであろうな
【アルマス】 あなた達…
【モラルタ】 待っててね、アルマス! 頼りになる私達を見せてあげるよっ
【ベガルタ】 待っててね、アルマス! 格好良い私達を見せてあげるからっ
【オベロン】 では、儂についてまいれ そなた達と相性の良い妖精を 選定するとしよう
【ギル】 大丈夫かよ、あの二人…
【アルマス】 信じてみましょう あの二人も一歩を踏み出したのよ
【アルマス】 そう…踏み出したのよね…
【ティターニア】 アルマス?
【ティルフィング】 アルマス!マスター! ティターニア! 帰ってきたのですね…良かった
【アルマス】 ティルフィング! みんなは無事っ?
【ティルフィング】 はい… 救えるだけの人々は、 ティルヘルム内に導きました
【アルマス】 それじゃ、今後のことについて 話し合わないとね
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