110140260 ロストラグナロク編(失われた千年王国編) 第14章 ミッシング・ゴッド 第2話 動き出す者達-6
【オベロン】 アルマス… そなたは、死ぬのかもしれぬ…
【アルマス】 …………えっ?
【ティターニア】 オベロン! いきなり何てことを言うのですかっ
【オベロン】 すまぬ… しかし、視て、しまったのだ…
【オベロン】 マスター、そなたも聞いて欲しい アルマスの命に関わることかも しれぬ…
【ティターニア】 そんな…あなたは、アルマスの 「死」を予見したと言うの…?
【オベロン】 儂は…地底で角笛を吹き鳴らす アルマスの姿を…予見した…
【アルマス】 それって、あのときの…?
【オベロン】 儂も初めはそう考えた… しかし、おかしな点があったのだ
【ティターニア】 おかしな点とは、何ですかっ?
【オベロン】 ティターニア、そなたがいなかった アルマスの姿は初めてそなたに 出会ったときのもの…
【オベロン】 いや、それとも少し異なっておった ようにも感じる
【アルマス】 それ、本当に私だったの…?
【オベロン】 断言はできぬ…しかし、地底での 話を聞く限り、そなた以外に 当てはまる者がおらぬ
【ティターニア】 確かに、地底で角笛を吹いたのは アルマスです でも、私がいなかった…?
【アルマス】 オベロン様、それって私の過去を 見たってことはないの?
【アルマス】 この角笛、私の物らしいのよ だから、昔、吹いたことがあるのかも
【オベロン】 過去…過去か… しかし、あれは「未来を視た」としか 思えぬのだが…
【ティターニア】 ところで、オベロン アルマスが死ぬかもと言っていたのは 何なのですか?
【ティターニア】 角笛を吹いたことと何も繋がらない のですけれど
【オベロン】 うむ…儂の予見には続きがあった 角笛を吹いた後、アルマス、そなたは 姿を消してしまったのだ
【オベロン】 一瞬で、忽然と、その場から消えた …あれが何を意味するのか定かで ないが…最悪を想定すると…
【アルマス】 私が、消えて無くなる… この角笛を吹いたから…?
【ティターニア】 そ…そんなことありません…! だいたい、その予見にはおかしな 点ばかりですっ
【ティターニア】 アルマスが消えてしまうなんて、 そんなことあるわけないじゃ ないですかっ…!
【オベロン】 落ち着いてくれ、ティターニア 儂にも分からぬのだ…だから、 話すのを躊躇っておった…
【アルマス】 私は地底で確かに角笛を吹いたわ… でも、その場で消えて無くなったりは しなかった…でも…でもっ…
選択肢:
- しっかりしろ、アルマス! → select_label_01へ
- 大丈夫だ、アルマス! → select_label_01へ
- 顔を上げろ、アルマス! → select_label_01へ
私は地底で確かに角笛を吹いたわ… でも、その場で消えて無くなったりは しなかった…でも…でもっ…
select_label_01:
【アルマス】 マスター…
選択肢:
- 予見なんか打ち破れ → select_label_02へ
- 希望は必ずある → select_label_02へ
- 君は死なない → select_label_02へ
マスター…
select_label_02:
【アルマス】 マスター そ、そうよね! そのくらい、分かってたわよっ
【アルマス】 オベロン様、何を見たのか知らない けど、私はそんな予見、信じない 未来はいつだって切り拓くものよっ
【オベロン】 そうかっ よくぞ申した!
【ティターニア】 立派ですよ、アルマス マスターも、ありがとうございます
【オベロン】 とはいえ、あの予見が気になるのも 事実だ そこで、提案がある
【アルマス】 えっ…? 何だか嫌な予感…
【オベロン】 そのように申すな… そなたのためだ
【アルマス】 そういうのが一番、怖いんだけどっ
【オベロン】 アルマス、そなたをしばし 部屋に閉じ込めようと思う
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