110140420 ロストラグナロク編(失われた千年王国編) 第14章 ミッシング・ゴッド 第４話 千年王国の孤独-2
【研究員】 何てことだ！？ 失敗したと思っていたのに… キラーズが活性化しているぞ！
【研究員】 すぐに再検査をっ 実験体アルマス、定着成功！
【研究員】 これで五体目か…
【研究員】 ん？何か持っていませんか？ さっきまで、あんな物 なかったと思うんですけど…
【研究員】 それより早く再検査の準備をしろ 新たな斬ル姫の誕生だぞ
【アルマス】 ああ、そうだ… これが私の最初の記憶…
【アルマス】 私はここでアルマスとして自我を… 自我を…えっ？
【アルマス】 持ってる… 角笛を、持ってる…！
【アルマス】 何で持ってるの…！？ そんなはずがない！
【アルマス】 …私達は、この培養槽の中で 育てられてキラーズの適合実験を 受けていたはず
【アルマス】 こんな記録装置を 持たせる意味がないわっ…
【アルマス】 何なの…？ 何かが変… 何かが違う…
【アルマス】 記憶の欠落…？ そんな小さなものじゃない もっと根本的に違ってる…！
【レーヴァテイン】
あなたは予定にない存在なの…
完全なイレギュラー
【レーヴァテイン】
あなたがマスターと繋がってるのも
大問題…
何でこんなことになってるのよ…
【アルマス】 そうよ… レーヴァテインも言っていた 私は予定になかった存在…
【アルマス】 ビフレストでも、 私は落ちこぼれで、 いらない存在だった…
【アルマス】 アルマスじゃない… そうよ、アルマスじゃない
【アルマス】 私が向き合わないといけないのは… レーヴァテインがアマネだった ように…
【アルマス】 マサムネや天沼矛や、他の斬ル姫達が そうだったように…
【アルマス】 モラルタとベガルタが 元は人間だったように…
【アルマス】 私自身が何者なのか、 見つめ直さないといけなかったんだ
【アルマス】 ビフレストでの最初の記憶… あれより前のものが… きっとある！
【？？？】 …………
【？？？】 ここは、どこ…？
【マキナ】 私は…私の名前は確か…マキナ そう呼ばれていたはず…
【マキナ】 首から提げてるのは、角笛？ そうだ…これは私の…
【？？？】 どうなってやがる？ 今更、呪肉者だとっ…
【マキナ】 キャッ…！？ あなた、誰…？ どこから現れたのっ？
【ゼロ】
俺は…ゼロと呼んでくれ
驚かせたようだな、すまん
【ゼロ】
だが、懐かしい反応でもあるな
「驚き」なんて
【ゼロ】
どうやら現状を
把握できてないようだから
説明してやるよ
【ゼロ】
ここは理想郷ラグナロクだ
Next: 110140430