110160310 ロストラグナロク編(失われた千年王国編) 第16章 ネオ・ユートピア 第3話 世界の黄昏-1
【アルマス】 そんなっ… 私ごと…マスターを刺す…なんて…
【レーヴァテイン】 くぅっ… まだ…終わってない…
【ラグナロク】 …かろうじて息はあるようね まあ、どうでもいい
【ラグナロク】 すでに事は為した バイブス所持者、今、あなたの中に 自壊因子を送り込んだわ
【ラグナロク】 その因子はあなた自身を蝕み、 バイブスを完全に消失させる
【ラグナロク】 その後、あなたが生きていられるか どうかは不明だが、 恐らく助からないな
【ラグナロク】 あなたがユグドラシルの化身なら、 バイブスの消失は致命的だろう
【ラグナロク】 さようなら、バイブス所持者
【ラグナロク】 この地をあなたの墓標にするわ
【ティルフィング】 まだ…ですっ… こんなところでは…
【フェイルノート】 そうよ…! 冗談じゃないわっ…
【ラグナロク】 少し手加減しすぎたようだな とはいえ、抵抗する力など残って いないだろう
【ラグナロク】 あなた達は、そこで大人しく 観測していなさい
【ラグナロク】 世界の黄昏を
【ティルフィング】 何を…するのです…?
【ラグナロク】 ここにある装置から最後の神令を送る 今までとは比べものにならないくらい 強い強制力を持つ神令を
【ラグナロク】 それで「種」持つ者達の共鳴は 完全に絶たれる
【ティルフィング】 …その後、普通の人々を…皆殺しに するのですかっ?
【ラグナロク】 その可能性もあった だが、それも必要ない
【ティルフィング】 必要ない…?
【ラグナロク】 バイブスはじきに消失する バイブスの基となるユグドラシルは 地上との繋がりを失っている
【ラグナロク】 つまり、この世界からバイブスは 完全に排除された
【ラグナロク】 神令を受けつけない者達も、 そのうち共鳴無き世界に適応・順応 していく
【ラグナロク】 それを待っていれば良い 大した時間はかからないのだから
【ティルフィング】 人々が…自ら共鳴する心をなくして いく…? そんなはずがっ…
【ラグナロク】 それが“淘汰”よ 世界に適応できないものは消えていく
【ラグナロク】 恐れることはない 共鳴無き世界の先にこそ、 千年王国があるのだから
【ラグナロク】 完全なる存在になって、 あらゆる苦悩から解放される
【ティルフィング】 どうして…どうしてなの…? 世界の救済を願っているのは 同じはずなのに…
【ティルフィング】 あまりに…進む道が違い過ぎるっ…
【ラグナロク】 無用な会話は終わりよ
【ラグナロク】 今ここに、最後の神令を告げる!
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