1150101 天上編 第1章 ラグナの脅威 第5話 キル姫 バトル開始前の会話
【デュリン】 …高揚感?
【ティルフィング】 異族を討伐している時に 感じることがあるの… なんて言えば、いいのかな…
【デュリン】 …そんなの、当たり前じゃない
【ティルフィング】 え?
【デュリン】 …キラープリンセスと “キラーズ”の関係は、 説明したわよね?
【ティルフィング】 いにしえの“伝説の武器”より 抽出される、 “生命種・マナ”の亜種、キラーズ
【ティルフィング】 狂気の思念を帯びたキラーズを 身体に取り込むことで…
【ティルフィング】 我々キラープリンセスは、 超人的な戦闘能力を獲得する
【デュリン】 ゆえに…キラープリンセスは それぞれ、伝説の武器の名が 与えられている
【デュリン】 アンタが“魔剣ティルフィング”の 名を冠しているように
【ティルフィング】 …はい
【デュリン】 言い換えれば、 キラープリンセスは キラーズが宿す“狂気”を操り―
【デュリン】 爆発的な力を生みだしている ということ でも、それは諸刃の剣…
【デュリン】 キラーズが“血”を 求めているということにもなるのよ
【ティルフィング】 キラーズが、 “血“を求めている…!?
【デュリン】 異族討伐時や淘汰の際… キラープリンセスが感じる 高揚感…
【デュリン】 これは、さらなる殺戮を キラーズが求めているせいなの
【デュリン】 アンタ達が、 戦闘中に恍惚の表情を浮かべるのも… すべてはキラーズに起因しているの
【ティルフィング】 命を…奪うことに… 喜びを感じてる…!?
【デュリン】 その快楽に引っ張られ過ぎると、 “暴走”へと繋がるのよ
【デュリン】 まぁ、あまり流されないように 気をつけなさい …すべてはバランスだから
【ティルフィング】 …暴走……っ!
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