1251003
【トト】 祀官様…!祀官様!!
【ナパル】 グ…グフッ…! ト、トト…く、首飾りを…
【デュリン】 …大丈夫よ “賢者の石”は 肌身離さず持たせるから
【ナパル】 グッ…! し…知っていたのか…?
【デュリン】 フレンネル家に伝わる “マナ”を宿した聖なる石…
【デュリン】 小さなカケラでさえ、 大抵の異族は寄せ付けない と言われている
【デュリン】 …村に異族が近付かなかったのは あの石のおかげね?
【デュリン】 …安心して …フレンネル大公なら面識がある トトは必ず送り届けるわ
【ナパル】 ほ、本当か!? チッ…まさか… キル姫の世話になるとは…
【ナパル】 トトは俺と同じ境遇… 最後の最後に現れた、 世界で唯一…守りたいものだ…
【ナパル】 ケ、ケガさせたら… 承知しない…ぞ…
【トト】 祀官様…
選択肢:
- 過去を隠すために定期巡回を止めた? → select_label_01へ
- なぜ…辛い過去のある、村に戻った? → select_label_01へ
祀官様…
select_label_01:
【ティルフィング】 確かに…名前を変えて過ごした街で 暮らし続けることも出来たはず…
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【ティルフィング】 ラグナロクを欺くことまでして… 忌まわしいはずのエゼル村に 戻ったのは…なぜですか?
【デュリン】 …自分たちを見捨てた 村への…復讐?
【ナパル】 お、お見通しか…
【ナパル】 だが、舞い戻った村は… 異族に襲われ、 既に壊滅寸前の状態だった…
【ナパル】 俺たち一家を捨てたヤツらは… 誰ひとり生きてはいなかったよ…
【デュリン】 …?
【デュリン】 じゃあ、なんのために? そこまでの危険を冒して 居残る理由が…
【ナパル】 グフッ…わ、忘れてるぜ… 俺の人生のすべてを狂わせた… 一番の復讐相手を…
【デュリン】 …天使!? ねぇ…その天使ってのは、 いったい…?
【ナパル】 ガハッ!! ま、待て…先に…っ トトに…伝えたいことが…ッ
【トト】 …?
【ナパル】 い、いいか、トト! お前は悪魔の子なんかじゃない!
【ナパル】 運が悪かっただけの… そこらのガキと変わらない、 普通の子供だ!
【ナパル】 世界中から偏見で見られようが、 現実から逃げる必要なんて無い!
【ナパル】 お前にも… 他の子と変わらぬ未来がある… そのことを、決して忘れるな!!
【トト】 し、祀官様!!
【ナパル】 ガ、グ…ッハッ! …こ、これからも災いは続く トトは“天使”を見てしまったのだ…
【デュリン】 ちょ!? なんなの…アンタ達が 言っている“天使”って?
【ナパル】 こ、言葉の通りだ… “天使”だよ…ヤツらは… じ、実在…する…グ…ッ
【デュリン】 な!?
【ナパル】 ッ…ト、トトを… た…頼……む…………
【トト】 祀官…様…? 祀官様!祀官様!!
【トト】 祀官様!!! やだよ、ヤダ……ッ
【トト】 …ウワァァァァァーッ!!!
【デュリン】 …ラグナロクを通さない事案は 見ないようにしてきたけど
【デュリン】 …助けが無く苦しんでいる人も 多いのかもしれないわね
【ティルフィング】 デュリン…
【デュリン】 公的には…認められないかも しれないけど、ナパル… アンタは立派な“祀官”だったわ…
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