1310101 天上編 第3章 マスターの条件 第1話 暴走 バトル開始前の会話
【ディーン】 俺は、ディーン・アクセル 少奏(しょうそう)だ 悪ぃな…助かったぜ
【トト】 “少奏”…?
【デュリン】 マスターの階級よ 耕民区クレナイから人外域ワスレナを 守る“少奏官(しょうそうかん)”…
【デュリン】 その内部の人民区サフランを守護する “中奏官(ちゅうそうかん)”
【デュリン】 そして、王聖区セリアを警護する “大奏官(たいそうかん)”… 位が高いほど王都に近付けるってわけ
【トト】 へぇ…
【ディーン】 しかし、スゲェなお前… ウチのエースのロンギヌスを 一発で倒すなんて…
【ティルフィング】 いえ、たまたま隙を 突くことが出来ただけで…
【ディーン】 バカ言え…長旅で疲れてたとはいえ、 ウチのヤツら数人がかりでも ダメだったんだぜ?
【ディーン】 しかも…暴走中のキラープリンセスは 従来の数倍以上の力を発揮するんだ
【ディーン】 それを一撃だなんて、 力の差が無きゃ…
【ディーン】 つーか、お前…何か、 他のヤツらと違うな…?
【ティルフィング】 違う…?何がですか?
【ディーン】 な、なんつーか…慎ましいっつーか、 妙に色っぽいっつーか…
【ディーン】 今まで見たティルフィングの中で、 一番人間っぽく感じるっつーか…
【デュリン】 は…?
【トト】 お前!! ティルフィングを エロい目で見るなよな!!
【ディーン】 バッ…バカ! エロい目でなんて見てねぇっつーの!
【ディーン】 ただ、純粋に…っつうか、 何だこのガキ!?
【ディーン】 お前ら…まさか、 民間人のガキを 連れて歩いてんじゃねぇだろうな!?
【ティルフィング】 マスターは洗礼前なんです まだラグナロクの戒律に 縛られることはありません
【ディーン】 は?洗礼前…!? マジかよ、もったいねぇ… ウチに来いよ、ティルフィング!
【暴走ロンギヌス】 …グ…ググ…ッ
【ディーン】 …! チッ…しぶてぇな… 悪ぃけどよ、始末すんの手伝ってくれ
【ティルフィング】 始末だなんて… キラープリンセスは 物じゃ無いんですよ!?
【デュリン】 …ティルフィング、 ロンギヌスが逃げるわ、追って!
【ティルフィング】 くッ…
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