1450702 天上編 第4章 星追い人 第5話 流星の煌めき バトル終了後の会話
【ディーン】 で、爺さんよ… その大流星群っていうのは 見れたのかよ?
【学者さま】 黙れ、バカモン! なにを言いだすかと思えば… この、たわけのバカチンが!
【ディーン】 ぐ…っ
【ティルフィング】 まだ、見れてはいないんですか?
【学者さま】 うむ…そもそも流星群というのはのう …そうそう現れるものでは無いんじゃ
【ディーン】 …爺ぃ…対応の違いが、 露骨過ぎやしねぇか?
【トト】 ディーンだって、 似たようなもんだっての
【ティルフィング】 でも、諦めないでください いつの日か…
【学者さま】 ワシの目が、 その時までもてばの話じゃがのう
【ティルフィング】 …良くないんですか?
【学者さま】 残念じゃが、ほぼ闇に包まれとる こうして望遠鏡を見つめるのも、 ただの習慣に過ぎんわい
【学者さま】 …ホッホッホ 最後におぬしのような美人を見れて、 幸運じゃったわな
【ティルフィング】 そんな…
【デュリン】 医者には… 診せてないわけ?
【学者さま】 耕民区の医者の手が…絶望的に 足りとらんことは知っとろう?
【学者さま】 緊急の患者がわんさかおるのに、 命に差し障りのないワシに 従事させるわけにはいかん
【ティルフィング】 でも…
【学者さま】 いいんじゃ これは神が与えたもうた罰…
【学者さま】 好き勝手に生きてきた、 ワシへの天罰なんじゃ
【学者さま】 婆さんに流星群を 見せてやりたかったが、 これも運命…仕方あるまいて
【トト】 そんな…ひどいよ! 爺ちゃんの優しさを、 踏みにじるような運命なんて…
【学者さま】 小っちゃいの、 おぬしも覚えておくがよい
【学者さま】 神々は本当に実在し、 人々の行いをご覧になっておるんじゃ
【学者さま】 もし道に背く生き方をしとれば、 その目を潰し、光を奪い去ってゆく…
【学者さま】 ワシがやられたようにのう ホッホッホ… 真っ正直に生きなけりゃならんぞい?
【トト】 え… 神様が…実在する…!?
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